名古屋~足と脚の自然療法ケアサロン@歩こ&歩こ -8ページ目

名古屋~足と脚の自然療法ケアサロン@歩こ&歩こ

靴と歩行から足を見直して元気よく歩こう♪
それが自然療法フットケア


今回は皮膚についてです。
全身を包む皮膚の基本的な構造と働きを学び、
スキンケアに役立てましょう。




皮膚の役割


体と外部との境界にあることで、紫外線や病原菌
などの侵入を防いで体を守るほか、体温調節
皮脂の分泌、塩分などの体内物質の排泄などを
行って体内環境を保つことです。


また、張り巡らされた神経が、触覚や痛覚などを
通して、外部の情報を脳に伝える役割り
果たしています。




皮膚の構造と働き


 表皮

皮膚の最も表面にある部分です。
潤いを保つとともに、外界からの異物の侵入を
防ぐ
働きをしています。



~表皮の働き~

◆角質層◆
   皮膚の一番外側にある部分。
   角質細胞が何層にも重なってできており、その
   層の中に20~30%の水分が保たれている
   セラミドが水分を挟み込んで角質層を安定させる
   ことで、外刺激から守り、体内から水分が蒸発
   しないようにしている。



◆表皮細胞◆
   基底層で生み出されて押し上げられた細胞の層
   のこと。表皮細胞は角化して角質細胞になる。
   摩擦などの外的刺激を神経に伝えたり、
   アレルギー反応を起こしたりしている。



◆基底層◆
   真皮にある血管から酸素や栄養素を受け取り、
   細胞分裂によって新しい表皮細胞を生み出す
   紫外線に反応してメラニンを作り出すメラノサイト
   がある。
   



真皮

表皮の下にあり、弾力を保って「肌の土台」の役割
をしています。
真皮の主成分はコラーゲンです。
コラーゲン線維は、エラスチンという別の線維で
束ねられ、支えられています。
コラーゲンとエラスチンの周りには、ヒアルロン酸など
で埋め尽くされ真皮内の水分を保っています。


これらの成分は線維芽細胞によって作られ、弾力を
保っています
が、紫外線や活性酸素、加齢などの
影響で古くなったり量が失われたりすると、シミや
たるみの原因
になります。




 皮下組織

真皮の下にある組織で、大部分が皮下脂肪で
できています。
外部のショックから体を守り、体温の発散を
防ぐ役割
があります。






皮膚の大敵「紫外線」


紫外線は、ビタミンDの生成殺菌作用などの働き
がある一方で、シミやシワの原因となって皮膚の老化
を促進するだけでなく、皮膚がんのもとになることも
あります。




紫外線の種類と皮膚への影響

波長の長さによってA波、B波、C波の3種類に
分かれますが、地上に届くのはA波とB波の
2種類
です。



~紫外線の種類~

◆紫外線A波◆
   タンニング(皮膚が黒くなること)を起こす紫外線
   じわじわと真皮まで到達し、コラーゲンを変性
   させて、シミやシワの原因になる。


◆紫外線B波◆
   サンバーン(皮膚を赤くしたり、ヒリヒリさせる)を
   起こす紫外線。
   A波より日焼けを起こす力が強い。
   表皮を傷つけてシミや皮膚がんの原因になる。


◆紫外線C波◆
   地上にほとんど届かないといわれている。




 紫外線によって起こるトラブル


~主な紫外線によるダメージ~

◆日焼け◆
  
   紫外線による一種のやけど。ほてりや痛みを伴う。


◆乾燥◆
   弾力が失われ、くすみやキメの乱れ、シミなどの
   原因になる。


◆シミ◆
   メラニン色素が過剰に作られると色素がシミと
   なって残る。


◆シワ・たるみ◆
   紫外線が皮膚の真皮にまで達すると、皮膚が
   弾力を失って、シワやたるみを引き起こす。


◆皮膚がん◆
   大量に紫外線を浴びることでDNAが損傷してしまう。
   何度も損傷されると修復できなくなり、皮膚がんを
   発症しやすくなる。




日焼けを防ぐPAとSPF

◆PA◆・・・紫外線A波をカットする力
   「+」の数で効果を表す。
   「+」は日焼けを起こすまでの時間を2~4倍引き
   延ばせるということ、「++」なら4~8倍、「+++」
   なら8~16倍以上引き延ばせるという目安。



◆SPF◆・・・紫外線B波をカットする力
   サンバーンが始まるまでの時間を何倍に延ばす
   ことができるかの目安。通常約20分間に渡って
   紫外線を浴びるとサンバーンを起こすと言われている

   SPF2なら40分(20分×2)
   日常生活で使う場合は、SPF20前後ものが標準。




    ※以上、成人病予防対策研究会発行
     総務省認証・学術刊行物「ほすぴ」
     (予防医学学術刊行物133号)より
     一部抜粋しました。




紫外線A波は、雲やガラスも透過します。
曇っていたり、室内にいるからといって油断していると
紫外線の影響を受けることがあります。
普段から紫外線対策を心がけましょう。




次回はです。
興味のある方は、またお付き合いください。















今回の「ほすぴ」


美と健康
~表情豊かに美しく~
 

です。


表情のこと、スキンケア・アイケア・ヘアケアの
ことなど、女性にとって気になる情報が満載
でしたので、ご紹介させていただきます。




 表情


表情は人間関係を築く上で、重要な役割りがあります。
初めて会ったときに良い印象を与える為にも
普段から顔の筋肉を意識して動かし、
生き生きした笑顔を手に入れましょう。



 表情筋のしくみ


私たちの顔には、30種類以上の筋肉があり、
相互に作用することで、笑ったり、泣いたり、
怒ったり、さまざまな表情をつくり出しています


血行が悪くなり酸素や栄養素が運ばれにくくなって
しまうと、新陳代謝が低下し、顔のハリがなくなったり、
シワやたるみの原因にもつながります。



 表情筋トレーニングでたるみを防ぐ


表情筋も筋肉であり、体の筋肉と同じように、
使われなければ衰えてしまいます。
表情筋が衰えると、皮膚や皮下脂肪の重さを
支えきれずにたるみが発生します。
また、たるみは紫外線年齢によって弾力を
失うことでも生じます。



~たるみの原因~

目元◆ 
   コラーゲンやエスラチンなどの減少
   目の周りの筋肉の衰え


ほほ
   ほほを支える筋肉が衰えることでほほの
   脂肪が下がり、たるみができる。
   ほうれい線が目立ちやすくなる


フェイスライン
   顔の中でも脂肪が厚いので、表情筋が
   衰えると支えられなくなる。
   リンパの流れが滞ることで、むくみ・たるみを
   増長
させる。



 表情ジワを防ぐ


顔の表情に合わせて皮膚の同じところが繰り返し
折りたたまれることで、次第にシワが残ってしまいます。
このように、繰り返し作られる表情によってできる
シワを「表情ジワ」と呼びます。


表情ジワは肌に弾力があり、まだ浅いうちで
あれば癖を直して保湿すると消えることも
ありますが、年齢を重ね、コラーゲンの老化が
始まると戻らなくなってしまいます。


表情ジワに気付いたら、シワを作る癖をなおす
ところから始めましょう。



~できやすい表情ジワと原因~

◆額のシワ・・・・・・・・眉を上げ下げする

◆眉間のシワ・・・・・・眉間に力が入る

◆ほうれい線・・・・・・・口を「へ」の字にする

◆口周りのシワ・・・・・口をすぼませる
   (喫煙者は口の周りに縦ジワができやすい)



    ※以上、成人病予防対策研究会発行
     総務省認証・学術刊行物「ほすぴ」
     (予防医学学術刊行物133号)より
     一部抜粋しました。





表情筋は通常の生活では、全体の30%しか使って
おらず、無表情で筋肉を使わないでいると、ハリが
失われ、たるみ、毛穴が目立つようになる、など
老け顔を招くきっかけになります。



表情筋を鍛える一番の近道は
「人と会って、たくさんおしゃべりし、楽しい
時間を過ごす」
ことです。


あと、目を動かしたり、「あ、い、う、え、お」と
口を動かすなど、仕事の合間やテレビを
見ながらでも簡単にできます。




表情筋を鍛えて良い笑顔を手に入れ、
シワやたるみを防ぎましょう。





次回は「スキンケア(皮膚の構造・紫外線)」に
ついてです。
興味のある方は、またお付き合い下さい。







   




最近時々耳にする
「ロコモティブシンドローム」



メタボ(メタボリックシンドローム)が、
心臓や脳血管などの「内臓の病気」
「健康寿命」が短くなったり、
「要介護状態」になるのに対し、
ロコモ(ロコモティブシンドローム)は
「運動器官の障害」が原因となります。





「運動器官」とは、筋肉、関節、骨など人が
移動するために使う器官のことです。




筋力が低下したり、ひざが痛かったりして
日常生活で人や道具の助けが必要な状態
またはそのリスクがある状態
のことを
「ロコモティブシンドローム」と言います。






何となく「高齢になってから心配すること」
と思われがちですが、
筋力の低下や骨の
問題は40代位から始まる人が多いのです






ウォーキング
はロコモティブシンドロームの
予防に有効ですが、体に負担のかかりやすい
歩行方法を続けていると、ひざや腰の痛みなど
の歩行障害
が現れます。





今の時期ウォーキングを始める人が増えますが、
間違った歩き方をするなら、ウォーキングをしない
方が健康でいられる場合もあります。





「健康のために」と思って始めたウォーキングで
体に不具合が生じないよう、歩く姿勢を
一度見直してください。





内股、がに股、ずり足歩き、ペタペタ歩き、
不安定なハイヒール、あごやお腹が突き出た
歩き方、姿勢が悪い歩き方などは、体に負担が
かかります。





あごを引いて、背筋を伸ばし、お腹を引っ込めて
かかとから着地してバランスよく歩く歩き方が
つらいと感じるようでしたら、すでに筋力の低下や
関節の柔軟性に問題がある可能性が高い

言えます。






「老化は足から」とも言いますが、
ロコモティブシンドロームよる日常生活のレベル
低下は、「メタボリックシンドローム」や「認知症」
を誘発する恐れもあるのです。






高齢になってからの転倒は、生活を一変させます。
今のうちに正しい歩き方を身につけ
ロコモティブシンドロームを予防しましょう。