風が強く肌寒いです。震えながら公園の前を通ると濃いピンクの桜が咲き始めている。ゴールデンウィーク中にお弁当でも用意して、近くの公園で食べてみたいな。人混み苦手だし別に連休だからって、どこか出かけなくて良いもん。
子供を連れて遊びに出かけたくない母を察して、そんな風に自分を騙していました。本当は家族で出かける人がとても羨ましかった。羨ましいけど、それを誰かに口外することなんて出来ませんでした。「アンタは大人だね〜」満足げな母。
自分を騙した私は、ズキンと胸が痛んでいました。それと、どこまでも自己中心的で娘の気持ちがわからない母に怒りを覚えました。妹は不貞腐れた態度に出ます。感情を表現する自由を得ていて、言葉には出せないけど態度は許される。
子供時代の私はどれだけ惨めで虚しい感情を抱えていたのか。怒りや悲しみはいくつも重なると憎しみ、恨み、恐れ、不安、無気力、衝動的、、いくつも増えていく。数え切れないほど身体に溜まった私の感情を、1つずつ感じています。
