独断と偏見まみれのショパコン備忘録 ファイナルの結果を見て |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

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   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

公式の審査結果を見る前に

自分なりの感想と、

「こうだったらいいな」という

期待をちょっぴりと、

小耳に挟んだ世間での評価をもとに

結果予想をしてみました。

 

1位:エリック・ルー

2位:ケヴィン・チェン

3位:桑原志織さん

4位:ウィリアム・ヤン

5位:進藤実優さん

6位:ヴィンセント・オン

最優秀マズルカ賞:ケヴィン・チェンorピオトル・パヴラク
最優秀ポロネーズ賞:ウィリアム・ヤン
最優秀バラード賞:桑原志織さんorヨナス・アウミラー
最優秀コンチェルト賞:進藤実優さんorケヴィン・チェン
最優秀ソナタ賞:桑原志織さん
 

そして公式の結果はこちら下差し
 

1位:エリック・ルー

2位:ケヴィン・チェン

3位:ズィトン・ワン

4位:桑原志織さん、ティエンヤオ・リュウ

5位:ヴィンセント・オンピオトル・アレクセヴィチ

6位:ウィリアム・ヤン

最優秀マズルカ賞:イェフダ・プロコボヴィチ
最優秀ポロネーズ賞:ティヤンヨウ・リ
最優秀バラード賞:アダム・カルドゥンスキ
最優秀コンチェルト賞:ティエンヤオ・リュウ
最優秀ソナタ賞:ズィトン・ワン

 

1位、2位は予想が当たりましたが

あとは惜しい人(結構近い予想だった)あり、

まったく予想外だった人あり、

やっぱり素人の感覚はアテになりません。

でも、マズルカ賞にイェフダ

バラード賞にアダムが入っていたのが

とても嬉しいです。

予選で敗退してしまいましたが

気に入っていた2人なので。

 

ちなみに、最優秀○○賞というのは

三次予選以上に参加するか、

各ステージ(一次予選以降)の

最年少・最年長者、または

スポンサーが決めた国籍の最高得点者の中から

審査で選ばれるようです。

公式さんレギュレーション左矢印英語です)

条件が複雑なので今大会では誰が対象者だったのか

確認する気は起きませんが(笑)

異議を唱える隙はない結果だったと思います。

 

それから、今回のファイナリストは皆さん

もちろん内に秘めた熱いものはあるのでしょうが

振る舞いがほんわかしているというか

控えめな方たちばかりで

(特にエリック・ルーの反応にはグッときました)

結果発表の様子に心が和みました。

(前大会はなんかギラギラした感じというか

 ストレートな人が多かったような・・笑)

 

予備審査(ビデオ審査など)に参加したのが642名、

そこから予備予選(ここからがワルシャワで生演奏)

に進出できたのが171名、

一次予選は85名、

二次予選が40名、

三次予選は20名、

ファイナルが11名。

 

数字をもう少し詳しく分析してみると、

予備予選からファイナルに辿り着けた

いわゆる「たたきあげ組」は171名→6名で

進出率はたったの3.5%,

他のコンクールで優秀な成績をおさめ

予備予選免除で一次予選から出場した

いわゆる「エリート組」が

ファイナルまで進んだのは19名→5名で

進出率は26.3%になります。

エリート組がいかに強いかがわかりますね。

逆に言えば、予備予選から出て

すっと残り続けファイナルに進出するって

本当にすごいことだと思います。

 

さて、4月開始の予備予選からみると

半年という長期間をかけて行われてきた

第19回ショパン国際ピアノコンクールが

とうとう終わってしまいました。

なんだか寂しい気持ちです。

この期間は単なる視聴者(ファン)としても

気持ちが盛り上がってショパコンに集中し

特別な時間を過ごさせていただきました。

長期に渡り聴衆を楽しませてくれた

コンテスタントとスタッフの皆さんに

感謝いたします。

 

12月には優勝者エリック・ルー

リサイタルが東京でありますし

1月には入賞者のガラコンサートもあるので

ショパコンの熱気はもう少し続きそうです。

私も行ってみたいけれど今回は無理かな・・

曲がショパンではなくても

いつかどなたかのコンサートに

行けたらいいなぁ。

(桑原さん、進藤さん、ケヴィン、ヴィンセント、

 イェフダあたりを生で聴いてみたい)

 

 

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庭の隅、寒空の下で

それぞれ最後の1輪が頑張っています