トカイ アッス 4プット 1981
生産地:ハンガリー、トカイ
生産者:セント・ステファンズ・クラウン
品種:フルミント、ハーシュレベル
色・粘性:濁ったブラウン(澱あり)、粘性は中庸
香り:黒く焦げたサツマイモの皮
ボリューム:軽い○○●○○重い
タンニン:控えめ●○○○○強い
甘味:ドライ○○○○●甘い
酸味:まろやか○○○●○シャープ
果実味:スパイシー○○○●○フルーティ
飲んだ日:2020.12.30.Sun
購入日:2020.12.27.
購入場所・値段:母からもらった ?円
なんと40年もののトカイ貴腐ワイン!
コルクはグズグズで茶こし必須で注ぐ。
つぶれた酒屋の奥底にあったものを母が譲りうけ
最終的に我が家にたどり着いたというもので、
保存状態はあまり良くなかったと思われる。
(エチケットなんか剥がれてなくなっている)
奇妙な香りに飲むのを一瞬ためらいつつ
恐る恐る口に含むと・・やっぱり味わいも奇妙だった。
みたらしだんごのたれの風味。
しかしなんとか飲めるレベルをキープしているところに
貴腐ワインのポテンシャルの高さを感じる。
甘みは強いが柔らかく、辛味・酸味・苦味もあるので
甘ったるいだけではない奥深さ。
余韻はまさにべっこう飴の風味。
サツマイモのバターレモン煮、ポテトチップスなど
芋類との相性が良い。
ビターチョコと合わせると
ワインの奇妙な匂いがカカオ香に紛れて飲みやすくなる。
↑ かろうじて残っていた裏ラベル。
4プットとは・・ベースになる辛口白ワイン(136L)に
貴腐ぶどうを4プット(1プット=25kg)加えて
作ったということ。
つまり、一斗缶(=ポリタンク)7.5個分の白ワインに
100kgの貴腐ぶどうを加えたということで
糖度の凄まじいさが容易に想像できる。
期せずして世界三大貴腐ワインの一つを
嗜むチャンスに恵まれたわけだが、
(トロッケン・ベーレン・アウスレーゼは飲んだことあり)
保存状態が良かったらな・・
とつい思ってしまうのは贅沢か。
いちどきちんとしたものを飲んでみたいものだなぁ。