先日外出した際の空。
黒雲がもくもくと不気味でした。
この空を見て私が思い浮かべたのは
シューベルトの「魔王」です。
(ちなみに、同じ空を一緒に見ていた夫は
映画「シャイニング」のオープニングを
思い浮かべたそうです。)
中学校の音楽の授業で
ドイツ語版と日本語版を聴かせてもらい、
特にドイツ語版の迫力に衝撃を受けた思い出があります。
日本語版も何種類かあるようですが
私が聴いたのはこちらのバージョンです。↓
状況を鮮明&劇的に伝えつつ
メロディに過不足なく乗る美しい言葉選びが秀逸でしたね。
あまりの衝撃にクラスメイトのひとりはすぐ
「魔王」のレコード(時代よ!)を買ったそうです。
こちらの方が古い訳でしょうか。↓
こちらも美しい日本語ですね。
そして大人になってピアノのみの演奏を聴きました。
キーシンの技の炸裂にただただ驚くばかり。
(右腕、腱鞘炎にならないのかしら?)
音のひとつひとつに様々な感情が乗り
入り乱れ渦を巻きながら進む様は圧巻です。
おどろおどろしくも美しい
シューベルトの「魔王」の世界に
つい魅入られてしまいます。
おまけ:庭で見つけた美しいガ。なんという種類でしょう?
(ご存知の方教えていただけると嬉しいです)
ちょっと不気味で、でも美しい、
「魔王」と同じ種類の生き物。