人間母と猫息子、2人だけの静かな時間が流れる日常風景。
夜は出かけ、昼は寝ている猫息子。
朝、猫息子の姿を見ると、人間母はホッとするのです。
「今日も元気に帰ってきてくれた」
夜遊びの疲れを癒すように、
そしてまた今夜の「おでかけ」のために英気を養うように、
スヤスヤと眠り続ける猫息子。
冬に向けて毛がどんどん伸びているね。
窓際の寝床で無防備にお腹を晒して、
そのモフモフの毛皮に陽の温もりを取り込んでいるのかな。
頬毛も伸びて顔が横長に・・つぶれた大福みたいね。
口も目も開けっ放しで熟睡。
平和だなぁ。
この穏やかな時間がずっと続くといい。
だけどいつか絶たれるときが来る。
それはどんな状況で?
息子の寿命と私の寿命、どちらが長いのかな。
どうしようもない天災や事故に襲われるかもしれない。
エトセトラ、エトセトラ。
考えてもせんないことだけれど、
あまりにも静かで穏やかで幸福だから
失うのが怖くなる。
でもせっかく目の前に幸福な時間が流れているのだから・・
せめて今、この瞬間、この幸福を噛み締めることにしよう。