Feudo Arancio Cabernet Sauvignon 2013 ◯ |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

今回はアラベスク模様のラベルがカッコイイこちら↓

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フェウド・アランチョ カベルネ・ソーヴィニヨン 2013

生産地:
イタリア シチリア島
   サンブーカ・ディ・シチリアDOC
生産者:フェウド・アランチョ
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン 100%
   ステンレスタンク50%+仏オーク樽で主発酵後
   ステンレスタンクでマロ・ラクティック発酵
   仏産オーク樽で6ヶ月熟成
色・粘性:濃いガーネット色、粘性は中~強
香り:青い果実や野菜、若いぶどう
   ツンとしたケミカル臭
   フランボワーズ、ベリー、チョコレート
ボリューム:軽い◯◯●◯◯重い
タンニン:控えめ◯◯◯●◯強い
甘味:ドライ◯◯◯●◯甘い
酸味:まろやか◯●◯◯◯シャープ
果実味:スパイシー◯●◯◯◯フルーティ

柔らかいアタックから
濃いベリー系+チョコレートの香りが炸裂。
僅かな酸味と濃い目のタンニンが訪れて
さっぱりとした後味。
最後の最後に、果実味と僅かな苦味が残るが、
苦味に嫌味はなくむしろノスタルジックなニュアンスで
ワインを離れがたい印象にまとめている。
味よりも香りで心をつかむワイン。

味が繊細(強い香りの印象の割には薄味)なので
料理もマイルドな味のものが合う。

2日目はチョコレートの風味が増す。
モロゾフとかゴディバとかの
一粒チョコを食べているような気分。


以下、このワインに関連する事柄メモ。


マロ・ラクティック発酵について。
主発酵後、加熱して乳酸菌を活性化し
りんご産を分解して酸味を和らげ
香味を複雑にする手法。
若さを売りとするボジョレ・ヌーボー
以外の赤ワインには多く活用されている。


イタリアワインの格付けについて。
DOCG「統制保証付原産地呼称ワイン」
  5年以上 DOC の実績を積んだ後に申請され
  厳正な規定の下で政府により認可され
  その証のシールを貼ることが許されたワイン。
  約50銘柄ある。
DOC「統制原産地呼称ワイン」
IGT「地域特性表示ワイン」
  その地域のぶどうを85%以上使用。
  ラベルにはぶどう品種と収穫年が
  記載されているものが多い。
VdT「テーブルワイン」