長女がもらってきたピンクのブーケ。
それには花柄の黄色いカードが添えられていて
「◯◯(長女の名)様」の後に贈り主の名前。
どうせ名前なんか見ても誰だかわからないし
ただきれいな字のコだな~と思っただけで
ろくに見もせず、
気の利くいいお友だちもいるもんだな~
長女は友だちに恵まれたな~ありがたいな~
などと最初は思ってたのだけど・・。

しばらくしてカードをよくよく見たら
贈り主は男の子の名前!!

大学で同じクラスになった同郷の男子
(長女は女子高出身、その男子は近くの男子校出身、
互いに高校時代には面識なし)だそうです。
かわいいピンクのブーケに花柄のカードで
しかも女の子が書くようなきれいな字。
てっきり女の子の友だちだと思ってたよ。

長女の通っていた高校はお嬢さんが多くて
(残念ながら我が家はお金持ちじゃないですけど!!)
近くの男子校もお坊ちゃんが多かったのですが、
実際に裕福な家庭の子と接してみると
勝手に抱いていたイメージとは違うところも多いし
上流階級ならではの「常識」みたいなものもありそうだ
と気づきます。
今回の「ブーケ事件」(笑)もそうです。
お花って結構高価ですよね。
10代の若者にとって数千円て大金だと思います。
加えて自意識の強いお年頃。
異性にものを贈るって変に意識しすぎたりして
なかなかできないこともあるのではと思います。
そんな年代の大学1年生男子が女子に花束。
金額や自意識を軽く超える社交の精神!
この男の子はきっと
社交やそれに伴う儀礼が身近にある家庭で育ち、
「仲間」と認識した人に対して
性別や年齢といった拘りなど関係なく
儀礼を当たり前に行う感覚を身につけたんだろうな、
どうかその礼儀正しさを
下心の道具として扱えることに気づかないまま
爽やかな紳士になってくださいね、
と老婆心ながら思うと同時に、
本人たちの「ただのクラスメイト」という気持ちを
勝手に飛び越えて
こんなセレブチック男子を逃す手はない頑張れ長女!
と勝手に(心の中で密かに)応援してしまう
下心まみれの母(私)なのでした。笑

汚れきった母心は置いといて、
とにもかくにも娘が大学生活を楽しみ
お友だちにも恵まれているらしいことがわかり
嬉しい出来事でした。