「目には目を、歯には歯を」というのはもともと
やられたことに対して同じだけのことをし返したら
それで満足しなさいという教えなのだそうだ。
だけど人間そんなにデキちゃいない。
やられたよりももっと多くを
し返してやろうと思ってしまうよね。
そしてやり返されたら
(先に自分が手を出したのを棚に上げて)
腹が立ってもっと多くをやり返す。
これじゃどんどんエスカレートするばかりだ。
だから
「右の頬を打たれたら左の頬を差し出せ」
という教えができたんだって。
そうすることで相手を赦すばかりでなく
憎しみの連鎖を断ち切るのだと。
この教えを
今の世界に当てはめて考える。
テロを起こし相手を殺すためには
小さな少女に爆弾を仕込むことさえ厭わない
イスラムの過激な思想の持ち主たち。
「それで満足しなさい」という部分をすっかり忘れ
復讐の炎だけを燃やし続けている。
テロ行為は終わりを知らない。
対する欧米諸国はどうか。
「赦しのための方頬」を差し出す意思など微塵もなく、
実は「目には目を」の仕返しでさえなく、
「(戦争で)儲ける」という欲望を核に動いている。
正義のために戦っている?
それは仕掛け人たちの巧妙な洗脳の賜物。
上手くやった(やられた)ものだ。
教理をねじ曲げ憎悪に身をやつした似非宗教家たち。
薄汚い守銭奴どもと
そのやり口にまんまと乗せられた奴隷たち。
どっちもどっちだ。