ブエルタ 2014 第20ステージ |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

最後の山岳ステージ(しかも超級山頂ゴール)。
プロフィール
素敵な形 ♪

当然プリトは何かしでかしてくれるでしょう。
期待しながら中継を見ていましたが・・

痛恨の寝落ち
疲れてたところに夫の誘いでワイン飲んじゃったんだよぉ~ぅ

気づいた時にはレース終盤で、
展開が分からぬまま5強が映るコマギレ映像を見て
あっという間にコンタがゴールしてました。


仕方が無いから録画を見て復習。


まず4人の逃げができ、集団とのタイム差は最大 10分半。
メイン集団はほぼスカイがコントロール。
( ↑ ここまではリアルタイムで見ていた。
 以下 ↓ 録画とテキストライブを使って復習。)

レースも半分を過ぎると
逃げと集団の差はぐんぐん縮まります。
3つ目の1級山岳頂上付近ではその差1分。
4つ目(最後)の山の麓で 30秒 → 逃げ完全吸収。
本気の集団てコワイ。

最後の超級山岳、上り始めでのトップ集団のメンツは、
スカイ2名(フルーム含)、ティンコフ2名(コンタ含)、
バル師匠、カチューシャ2名(プリト、Gカルーゾ)、
アルー(アスタナ)、バルギル(シマノ)の9名。
その後に互いに少し間を空けながら
ダニなど数名の選手がポツポツと続きます。

そして運命の時。
総合順位の大逆転をかけてプリトが大博打に出ました!
1
残り 9km で飛び出します。誰も追ってきません!

2
500m ほど行ったところ(14秒差)でバル師匠が追走を開始。
この加速によって集団はご覧の通り ↑ 。
バル師匠、フルーム、コンタ、アルーしかいなくなります。

大博打に出たプリトの一人旅、最大 31秒のリード!
しかし残り 6.2km でフルームが加速。
この動きにコンタだけが反応し、2人でプリトに迫ります。
3
残り 5.3km でついにプリトが捉えられてしまいます。
( ↑ このあたりで寝落ちから覚めた。
 全く状況が読めないまま呆然と映像を眺める
 リアルタイムのワタクシなのでありました・・)
プリトは 1km ほど2人についていきますが
残り 4.2km 地点でとうとう脱落。・°・(ノД`)・°・
間もなくバル師匠も追いついてきてプリトをパス。(iДi)
ついにはアルーにまで追いつかれてしまいます。(>_<)

なんとかアルーにはついていくプリト。
4
うまいことアルーに牽かせてここから逆襲を!
なんとかして再度逆襲をっっ!!!
という私の祈りも届かず・・

先頭では他を寄せつけない怪物2人の
異次元の戦いが繰り広げられていました。
フルームをピッタリマークし続けるコンタ。
そんなコンタなど意に介さぬように
まるで己との戦いといわんばかりにひた走るフルーム。
永遠に続くかと思われるくらい長いこと
この状況が続きました。が・・
7
フラムルージュを過ぎたところでコンタがアタック!
延々5km 以上も牽かされ続けてきたフルームは
ついていけませんでした。
観衆の目を釘付けにしてきたフルームが
コンタを引き立たせるための道化師に早変わり。
誰かが言ってたなぁコンタは "cold blood" だって。
勝負においては本当にその通りですね。
見てて寒気がしました。

コンタ、フルーム、バル師匠の順でゴール。
そしてプリトとアルーはと言うと・・
残り 300m で上ハンから下ハンに持ち替えて
5
プリトが意地のアタック!
4位をもぎ取りました。


以上がレース展開。
残り 9km でプリトがアタックしたところ、
リアルタイムで見てなくてよかったと思います。
見てたらものすごく興奮して期待しちゃって、
その反動で皆にパスされたときもっと落ち込んだろうから。

スペクタクルな展開のために飛び出したプリト。
逆転の可能性に賭けたフルーム。
冷酷に迎え撃ったコンタ。
これぞプロ。これぞエンターティナー。
ものすごく見応えのある素晴らしいレースでした。


↓ ラスト 10km の様子



次のブログに続く。