ブエルタ 2014 第18ステージ |  田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

 田舎女 *ぽこ* のなんてことはない日々

   独立した娘2人を持つパートタイマー主婦です。
   ワインのこと、愛猫のこと、
   寒冷地のド田舎暮らしのこと・・
   思いつくままに。

残り2つしかない山岳ステージのうちの貴重なひとつ。
ここでプリトはタイム差を詰め
表彰台への足がかりを作ることができるのか!?

・・できなかった・・どころか、むしろ遠のいた・・

集団は縮小しながらラストの上りを進み、
残り 3.7km でアルーが集団から飛び出したと思たら
あっという間に 11秒差をつける。
それを追わねばならぬのはアルーの1つ前の順位のプリト。
残り 3km で加速するプリトについてきたのは
バル、コンタ、フルームのみ。
そしてアルーの背中が目の前まで迫ったところで
一瞬脚を緩めたその瞬間・・
一番後ろからついてきたフルームがアタック!
スペイン3人衆は追えない!あっという間に 15秒差。
こうなるとフルームに逆転されないように
バルも動かねばならないし、
まだ余裕はあると言っても差を詰められたくないコンタも
前を追うべくローテーションに加わる。
珍しく協調体制のスペイン3人衆。
そして差を詰めもう少しでフルーム & アルーを捉えるぞ
というところまで来たとき
スペイン3人衆の脚がまた緩み
一方のフルーム & アルーは加速。また離れる!
THE END.

画面に映っていなかったから推測だけれど、
その後スペイン3人衆はゴール前の駆け引きをやらかし
フルーム & アルーとのタイム差はより広がった。
真っ先に仕掛けたプリトはゴール直前でバルに差された。
バルは差して3位、ボーナスタイムを得たけれど
フルームに総合順位を逆転された。

一番後ろからつらそうにくっついてきて
周囲の脚が緩む一瞬の隙をついてアタック→大量リード
というフルームのやり口。
今大会でも何回も出てきてもうお馴染みの手口。
鮮やかすぎて憎らしい。

ゴール前で必ず付き位置から他を出し抜くバル。
こちらもバルの手口としてすっかり定着。
バルはコンタやプリトのこと信用してないとか言うけど
ゴール前のあなたがいちばん姑息で信用できないから!

フルームやバルを見てると、
先に仕掛けたら負けってわかる。
わかっちゃいるけどやってしまうプリト。
やらざるを得ないのかもしれないけど、それならそれで
そういう状況に追い込まれるのが悪いってこと。
勝負は相手あってのものだから難しいね。

プリトのアタックについては、
かなりの出力のはずなのに効果の薄さが否めない。
一発のアタックで決めるコンタやフルームと違う。
それはプリトのアタックが弱いんじゃなく、
タイミングが悪いというか、
アタックに至るまでの過程で準備が足りないからだと思う。
周囲にもっと脚を使わせておかないと
ついてこられてしまうんだよ。
アタックのしどころは、
自分にとっていいタイミングなだけじゃなく
相手にとっては悪いタイミングじゃなきゃダメなんだ。

なんてね。見てるだけなら何でも言えるよね。


↓ ラスト数キロの様子。10:40 あたりからが見どころ。
 (プリトファンはフラストレーション溜まりまくり)