しかしそれよりも、
カテゴリーのついていないラストの坂が勝負どころ、
というなんともブエルタらしいレースとなりました。

集団前方に赤いジャージ(カチューシャ)は4人。
ラスト 1.1km でコロブネフとカルーゾが先頭に。
後ろの2人組はプリトとモレノ。
上りだけどかなりのスピードが出ています。

カルーゾがアタック、牽いていたコロブネフはお役御免。
(左のフェンスぎわにひとりだけいるのがコロブネフ)

あら、プリトの発射台のはずが間があいちゃった。
ならばこのまま逃げ切りを目指すゼ!!
チームの誰かが勝てばいいのでこの臨機応変さは◎。

ラスト 500m でフルームがアタックをかけ
それに皆がつくかたちでカルーゾを追い上げてしまう。

フルームはすぐに失速。
Dマーティン、Mマシューズ、プリトが集団先頭。
無情にもカルーゾをパスしていく。
頑張ったカルーゾのため、チームの勝利のため、
歯を食いしばるプリト。
しかしスピードが速すぎる!上りとはとても思えない!

あと数十メートルのところで Mマシューズが
Dマーティンをかわす。
プリトは3番手のまま。

1位 Mマシューズ(ボーナスタイム 10秒 ゲット
→ロホも獲得)
2位 Dマーティン(ボーナスタイム 6秒 ゲット)
3位 プリト(ボーナスタイム 4秒 ゲット)
カチューシャのアシストは本当にいい仕事しました。
優勝できればいちばんよかったんだろうけどね。
プリトの調子はどうなんでしょう?
これがピークではない(もっとあがるはず)、と信じたい。