風もあって気持ちのいい北関東山間部です。
新入りのロンはまだ警戒心を解いてくれません。
ちょっと離れたところから様子をうかがう姿は
憎らしくもあり、でもやっぱりかわいくもあり。

猫も何十匹と飼い続けていると、
それぞれの性格ってものがあるから
慣れないヤツは一生慣れずに終わってしまうし、
ある日突然すり寄ってくるヤツもいて、
もうそれぞれ好きなようにしてくれと
悟りも開けてくるわけです。
世の中何でもあり(それこそ争いさえ)と認めるのが
仏教の教えだそうで、
私は無宗教ですが
強いて言えば仏教に最もシンパシーを感じるので、
猫もそれぞれでいいのです。
それぞれ、と言えば・・。
世の中、Aという考え方があれば必ず
その反対のBという考え方があります。
例えば、放射能は安全 vs 危険、とかそういうことですね。
で、それについていろいろ理由をつけたり、
扇動的な文言をつけたりして、
人はそれぞれ主張するわけですが。
私がいちばんやってはいけないと思うのは、
・ひとつ(または少ない)側面だけを見て
その主張を盲目的に信じ込むこと
・自分がいちばん正しいと思い込むこと
・自分の考えを他人に押し付けようとすること
・他人の考えを頭から否定したりバカにしたりすること
いろんな情報を仕入れて、化学的に、冷静に、
ときには直感を信じてもいいと思いますが、
自分なりの判断をすることが大事なんだと思います。
ただし、その判断はあくまでも個人のものであって
自分には最善だけれども他人にとってどうかはまた別。
この薬すごくよく効くからあなたも飲みなさいよ、って
すごくありがた迷惑ですよね。
その薬、私の病気や体質には合わないかもしれないし。
だからそれぞれの考え方を尊重し合わないといけないし、
所詮他人は他人と割り切る、と言うと非常に冷酷ですが、
でも本質はそういうことなのだと思います。
それから、世の中はからくりだらけですからね。
AとBの異なる主張の裏側には
実は主張内容とはまったく別次元の
主張者同士の敵対関係が隠れているかもしれないし、
自分が儲けたいがための詐欺まがいの主張が
紛れていることだって多いですから。
何が真実かなんて
凡人にはなかなかわかるもんじゃありません。
わからないなりに追求し続ける姿勢は大事だと思いますが。
というわけで(どんなわけだ?)
・できるだけたくさんの情報(反対意見も含めて)を
手に入れて
・自分なりに最善の判断を下し
・それを他人に強要せず
・違う考えの人もそれはそれで認める
という態度をしていきたい所存。(むりやりまとめる)