ミレニアム・マンボ | 温故知新 YEBISU NOTE

温故知新 YEBISU NOTE

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不思議な作品であった。映像が特別美しいという感じはないが、スタイリッシュである。登場人物はほぼ出ずっぱりの1人の女性ビッキー(スー・チー)を追い続ける。ストーリーは、生活力もないくせに僻み根性ばかりが目立つハオ  という男と、その生活力のなさゆえに働かざるをえなくなったビッキーが職場のBarで知り合ったマオという男。ビッキーとその2人の男との絡みを描いていく。生活力がなく僻み根性のハオだけでなくマオの方もどこかつかみどころのない男で、ビッキーは翻弄されるというよりもあまりにも頼りない男を相手に彷徨し続けてる感じチュー時々思うのだが、映画での中国人➡️本土、台湾、香港を通じて、なんといったら良いのだろう?

感情面にベタベタ感を日本人ほど感じない???というか(韓国はそうでもないのだが)、まだ、イタリア辺りの方が日本人の感情に近い?ような気がする。まあ、それは俺の自論であるので笑


全編を通じて、ビッキーを追い続けるだけなのだがその割には飽きることなかった。それに、ストーリーもこれといった盛り上がりもなかったが、それでも記憶からすぐに消えるわけではない!!

彼女がを探して北海道の夕張を訪れる場面など不思議に印象に残っている。

個人的には、ストーリーとか感情で「泣かされた」とか「感動した」とかいうものよりも、単なる日常➡️それも、恋愛感情やらがあるわりには情念のようなものが一切感じられず、生活感もあるのだが、けっしてリッチなわけでもなく、ルーティンな毎日でも悶々としたムードを楽しんでいるように見えた。


ふと思ったが、男性に翻弄された経験をもちながらも、大都市で生活の糧を得て一人で暮らしていく女性というのは結構多い。悶々としているようでも結構楽しんで生きているように見える。実は、そういう知り合いが結構いるのだが??結構クールに生きているように見える。なんか、そういう雰囲気を連想して映像に酔いしれていた笑