2月24日は初のスーパーフライデー
「でもそんなの関係ねー!」
って会社がまだまだ多いでしょうね笑
ただ、全国民共通なのが、
村上春樹の新刊発売日であるということ。
ということで、本日は
『村上春樹はなぜビッチを量産するのか』
考えてみたいと思います。
ここでいうビッチとは、
村上作品に登場する女性のことではなく
村上作品読者のことです。
いわゆる「ハルキスト」にはなれなかった
「意識高い系になりたい系」の女性ことです。
村上春樹が長編小説を発表すると
急にSNSに読んだことをアピールする
女性っていますよね?
それがここで言うビッチです笑
△
△△ 意識高い系
△△△意識高い系になりたい系←これ
なぜビッチかと言えば、
彼女たちは普段読書なんてしないからです。
話題作が出たときだけ、本を開き、
それ以外は股を開いています。(嘘)
「村上春樹」ってなんかお洒落な響き~
ノーベル賞に一番近い人なんでしょ?
それって知的な感じだよね♪
ピュアな権威主義者とも言えますね。
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」や
「1Q84」が発売されたときも
SNS上にビッチが溢れていました。
彼女たちが投稿した感想は、
読書家たちのそれとは一線を画すものでした。
「村上春樹の『1Q84』読んでみました。
よくわからかったけど、不思議な話でした。
みなさんもよかったら読んでみてください♪」
「流行りにのって村上春樹の新作買っちゃいました。
なんだかいろいろ考えさせられる作品でした」
oh、、、
ここから得られるのは、
「情報量0」という情報。
「いろいろ考えさせられる」という
何も考えていない人間が使う敗北宣言。
何か一つでも考えたことがあったなら、
それを具体的に書いたらいいんですよ。
それをしないのは、「書くのが怖い」
という気持ちもあるんでしょうね。
彼女たちからしたら高級な作品ですから
「その批評はズレてる」とか
「感性が低い」とか
思われたら損なわけです。
だって、
村上春樹を読んでる○○さんて
! 素敵 !
! お洒落 !
! 知的 !
と思われたいからこそ、
SNSにアップしているわけですから。
なぜ彼女たちはそこまで村上春樹(という名前)に魅力を感じるのか。
それはある種、村上春樹の悲劇でもあると思います。
どうも高く評価され過ぎてるんですよね。
私には読書家の友人が何人かいますが、
そのうちのほとんどが、
「村上春樹はそこまで芸術性が高い作家ではない」
と言っています。
もちろん好き嫌いはあるし、趣味の問題とも言えますが。
私は友人の評価を聞いて
ボン・ジョヴィみたいなもんかなと思いました。
ボン・ジョヴィはグラミー賞を受賞していたり、世界的なロックバンドですが、
実態は“商業ポップミュージックでめっちゃ売れたバンド”
です。(聴きやすいので私も好きです。)
ハーゲンダッツみたいなもんかなとも思いました。
もっと美味しいアイスっていっぱいありますよね?
それこそレストランに行けば、いくらでも。
でも、ガリガリくんやスーパーカップと
比べるとハーゲンダッツってなんだか
お洒落、高級感がある。
専用スプーンもあって、
「他とはちょっと違います」感がある。
でも実態は乳脂肪分が高いだけですよね。
売れてて、なんかお洒落と感じることと
芸術性が高いということは必ずしも一致しません。
売れてるのはいいことだし、それは価値あることです。
そう、大事なのはそれ自体に価値があるということ。
それを手にした人間にではなく、
そのバンド、アイス、本自体に。
ボンジョヴィを聴いてるからお洒落
ハーゲンダッツを食べてるからイケてる
村上春樹を読んだら崇高
そんなことはありません。
そう考えてしまう発想そのものが
まさにビッチだということです。
なにはともあれ、「騎士団長殺し」楽しみですね!
でも、スーパーフライデーにスーパービッチにならないようにご注意を!
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