可愛くて、スタイルも良くて、
性格も申し分ない、、、はずなのに、
突然「婚約破棄」されたAちゃん！
（前回→「婚約までいって突然のご破算」）
その後、様々な男性とデートを重ねるも
お付き合いまで発展しない。
なぜ？
私はAちゃんと話していて学生時代の
ことをふと思い出しました。
サークル仲間と自由が丘散策を楽しんで
「もう夜だし、どっか店でも入ろうか」
という流れになったとき、
Aちゃんが放った、ほんの些細な一言
「赤ちょうちん系以外で」
翻訳しましょうか？
『私は店先に赤いちょうちんが掛けてある
ような居酒屋には入れません』
という意味です。
意訳しましょうか？
“おじさん臭いとこは嫌だから
オシャンティーな店にしてね”
というリクエストです。
当時は大学3年生
mixiの黎明期でした。
カフェ巡りに目覚めた女子大生たちは
「今日もお洒落スポットでのんびり～」
と日記に綴りたい盛りだったのです。
しかし、私の男友達は小さく呟きました
「めんどくせっ」
まぁ両者の気持ちが分かる気がします笑
気心の知れた友達同士なんだから、
赤提灯の店だっていいじゃねーか！
という男心。
いーえ、花のように優しく扱われたいの
という女心。
まぁそのときは結局こじゃれたお店に
入って楽しみましたけど笑
あの「赤提灯NG」発言は記憶の片隅に
残っていました。
うん、これだ！と思った私は
交際に発展しないことに悩んでいたAちゃんに
こんなアドバイスをしました。
「デート相手にさ、
『赤提灯の居酒屋さんに連れてって』
って言ってみたら？」
結論から先に言えば、素直なAちゃんは
デートでこれを実践して、
今やお母さんになっています。
結婚して、ママさんになったんですよ。
なぜ、こんなアドバイスをしたのかと言うと、
あるイケメンが結婚を決めた理由と、
赤提灯の話が繋がったからです。
イケメンでお洒落な友人Kは、
もちろんモテモテです。
常に色んな美女とデートを楽しんでいました。
そんなKが結婚したとき、私はKに聞いたのです
「色んな女の子と付き合ってきたけど、何が決め手だったの？」
Kはこう答えました。
「マクドナルドのハンバーガーを美味しそうに食べてくれたから」
この子とは一生自然体でいられるなと
しみじみと思ったんだそうです。
反対に、他の女性たちはキラキラし過ぎていて疲れたと。
お洒落なレストランに連れていくと、
ものすごく喜んでくれる。
それは嬉しかったけど、
一生これを続けるのかと思うと気持ちが追いつかなくてね。
だそうです。
「甲斐性がない」と言われれば、それまでかもしれません。
でも、世の男性の本音を代表しているとも思えました。
マックや定食屋や赤提灯の居酒屋
そんな自分のテリトリーとも言える
『自分サイズの幸せ空間』で
同じように平穏を感じてくれる人。
そんな女性が人生の伴侶として理想なのかもしれません。
自分が求めるキラキラした場所だけでなく、
相手が安心できる場所に飛び込んでみる
一緒に楽しんでみる。
こうしてAちゃんは失意の婚約破棄から
1年後にめでたくゴールインしたのでした。
赤提灯、馬鹿にしちゃいけませんね笑
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