業務上過失致死傷の疑いで現場検証 神戸橋げた落下 | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
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業務上過失致死傷の疑いで現場検証 神戸橋げた落下
SankeiNews
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2016/04/22 に公開

神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が約20メートル下の国道に落下し、作業員の男性2人が死亡、8人が重軽傷を負った事故で、兵庫県警は23日、業務上過失致死傷の疑いで現場検証した。何らかの原因で橋桁のバランスが崩れて落下した可能性があるとみて、安全管理に問題がなかったか関係者から詳しい状況を聴き、事故の全容解明を進める。

 県警や施工を担当した横河ブリッジによると、落下した橋桁の西側は、橋脚の上に置かれたジャッキで支えられ、東側はワイヤでつられた状態だった。事故当時は、今月30日に予定していた橋桁を降下させて固定する作業の準備中だった。

 死亡したのは兵庫県伊丹市の福田佳祐さん(32)と大阪市此花区の田中幸栄さん(37)。作業には50人余りが携わっており、死傷者は救助された場所の状況などから橋桁の東側と西側の双方で従事していたとみられる。

 橋は複数の橋桁で構成され、落下した部分の現場では大型クレーンの設置が難しいため、片方の橋脚に橋桁を置いて次の橋脚に向けて押し出す「送り出し工法」と呼ばれる方法を採っていた。

 橋は国道と川をまたいで上下線の2本が並行して架けられ、落下した橋桁は長さ約120メートル、重さ約1350トン。


http://www.sankei.com/west/news/160423/wst1604230056-n1.html
2016.4.23 14:23
【神戸橋桁落下/動画】
橋桁西側のジャッキ破損か 兵庫県警が現場検証
 神戸市北区の新名神高速道路の建設現場で橋桁が落下し、作業員の男性2人が死亡、8人が重軽傷を負った事故で、10人の作業員がジャッキの上などに仮留めされた橋桁の上で東西に分かれて作業を進めていたことが23日、兵庫県警への取材で分かった。橋桁は西側から落下したが、橋脚の上で橋桁を支えていたジャッキ4基のうち2基も合わせて落下していたという。県警は作業中に何らかの原因でジャッキが壊れたとみて詳しい原因を調べている。

 県警は同日午前、施工業者を立ち会わせ、業務上過失致死傷容疑で現場検証を行った。

 道路を管理する西日本高速道路などによると、橋桁は東側で仮受け台に、西側でジャッキにそれぞれ仮留めされ、今月30日に約7メートル下にある東西の橋脚に固定する予定だった。事故当時、東側では4人がクレーンで橋桁をつり上げて仮受け台を撤去する作業を進めており、西側では6人が橋桁をつり上げるための設備を組み立てていたという。

 死亡したのは、下請け作業員の福田佳祐さん(32)=兵庫県伊丹市=と田中幸栄(ゆきひさ)さん(37)=大阪市此花区=で、福田さんは東側、田中さんは西側で作業をしていた。

 工事の元請けは三井住友建設と横河ブリッジの共同企業体で、橋桁が落下した部分は横河ブリッジが担当。同社は平成9年にも、今回と同じ工法を用いた北海道横断自動車道千歳ジャンクションで橋桁の落下事故を起こしている。