関電が火力発電所を新設、14年度中に入札実施へ | 乖離のぶろぐ(*´∀`)吸い込んで応援
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPTYEA2P05Q20140326
関電が火力発電所を新設、14年度中に入札実施へ
2014年 03月 26日 17:11 JST

ビジネス
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関電が火力発電所を新設、14年度中に入札実施
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[大阪市 26日 ロイター] -関西電力(9503.T: 株価, ニュース, レポート)は26日、150万キロワット規模の火力発電所を新設するため、2014年度中に入札を実施すると発表した。新しい火力発電所からの電力調達は21年度から23年度の間に始める計画。火力発電所の老朽化が進む中で、入札により高い経済性を持つ火力発電所の導入につなげる。

同社の八木誠社長は大阪市内の本店で開いた記者会見で、火力発電所の「高度化は大きなテーマ」としたうえで、入札実施は、稼働停止が続く「原子力(発電所)の代替を目的としたものではない」と述べた。一方、電力会社各社が実施する入札に関して、「(自社が応札するには)足元で大規模な資金調達を行っていかないといけない」と指摘し、現時点で応札には否定的な考えを示した。

関電は来月8日に入札の募集要項案を公表するとともに、事業者向けの説明会を実施する。新設する発電所の運転条件は、基準利用率を70%に設定。来年2月頃に落札者を決定する予定だ。

また同日、相生火力発電所(兵庫県相生市)の1、3号機で、現行の重油、原油に加え16年度から天然ガスを利用するため、設備の一部改良工事を始めることも発表した。大阪ガス(9532.T: 株価, ニュース, レポート)が今後運用を開始するパイプラインを通じ、同発電所に供給。関電は安価な天然ガスを活用することで、燃料費の削減を目指す。

さらに、来年以降の供給計画も公表。この先10年程度の販売電力量の伸び率は年平均0.5%増と見込む一方、供給力については原子力発電所の再稼働の見通しが立たないことから、未定とした。

(長田善行 編集:田中志保)