イの国探検隊ファンの皆様こんにちは

 

 

世の中の悲しい出来事の前に、イ探はなにもできないので、

煩悩の参拝です。

 

 

 

森を進みます。

人工林なので下草は少なく歩きやすいです。

植林されたものの放置された結果植生がとぼしくなっただけかもしれませんが。

 

 

 

 

丁石が倒れています。

1丁は約109mなので、約327m手前かな?

 

 

 

神社と思われる建物が見えてきました。

 

 

 

読めませんショック

 

 

 

 

 

煩悩の参拝は、

伊笠神社です。

 

 

伊笠神社 天村雲命

 

 

 

 

想像では、神殿と拝殿が一緒のこじんまりした建物でした。

山のほぼ頂ですが立派な社殿です。

これまでの崇敬の大きさが伝わるようです。

 

式内社・建布都神社の論社の一つとされる

徳島県阿波市市場町犬墓に鎮座する神社です。

前回のブログの空海の愛犬の墓がある犬墓地域にある神社です。

 

市場の最高峰である笠山の山頂に鎮座。

 

1655年に創建。

その後、1729年に再興され、一説には新田氏の一族を祀ると伝わる。
 

祭神 天之二上命(あめのふたのぼりのみこと)


御祭神の天之二上命は天村雲命(あめのむらくものみこと)、天押雲根命(あめのおしくもねのみこと中臣連、卜部氏祖)、後小橋命(のちのおばしのみこと)の別称とされるが、神社本庁発行の「平成祭データ」によれば伊笠神社のみで祀られている。

 

 

空海が宿る阿弥陀様を祀る笠山の伊笠神社はただの神社ではないのは明白と妄想



虹の見えるところに場をたてた。虹=龍(亀=鰐=和邇)=神との約束

 

 

 

 

 

 

玉をくわえています。

どちらかといううと、かわいい系です。

 

 

「ぬけたやつがきたな」と見られているようです。ニコ

 

 

 

 

本殿

金属ではなくやや風化した木肌があじわいをだしています。

ただ、もうあまり手入れされていない廃屋感がややあります。ぐすん

 

 

 

「伊」の紋章

 

イ探的には、イのクニの伊と妄想

 

 

そして、鶴のレリーフは天尊(ヤマトタケル)を表しているのだと

 

 



 

裏の山頂への登口にありました。

破風は菊花紋

 

 

 

5mくらい登ると、すぐ山頂です。

704.8m

 

 

柏葉のようなかわいい尾っぽ

 

 

 

参拝を終え振り返ると

なにやら塚のようなものが見えます

 

 

 

大日大上不動明王とあります。

 

なんぞや?

 

不動明王とは、

密教の根本尊で、大日如来の化身であると見なされている。

大日大聖不動明王(だいにちだいしょうふどうみょうおう)、無動明王、無動尊、不動尊などとも呼ばれる。

不動明王は一面二臂で降魔の三鈷剣と羂索を持つのを基本。

剣は竜(倶利伽羅竜)が巻き付いている場合もあり、この事から「倶利伽羅剣」と呼ばれている。

その身体は基本的に醜い青黒い色で表現される像容が多い。

頂は七髷か八葉蓮華、衣は赤土色、右牙を上に出し左牙を外側に出す、というのが一般的とされる。

アジアの仏教圏の中で特に日本においては根強い信仰があり、密教の流行に従い、盛んに造像が行われた。

真言宗では大日如来の脇侍、天台宗では在家の本尊とされる事もあるそう。

 

典型的なもの

東寺講堂像(坐像) - 空海の創意に基づく像容。

浪切不動(立像) - 高野山南院に伝わる、空海が唐から将来したと伝える像。

黄不動(立像) - 園城寺に伝わる画像で、空海の甥もしくは姪の息子円珍感得像と伝える。

 

 

では、大上とは?

貴人の母の敬称。おおきたのかた。

 

つまり、このお不動様は、高貴な人の母を表しているということか。

ならば、天之二上命(天村雲命)の母

父は天児屋命(天児屋根命、春日神、春日権現、春日大明神)

その妻、天美津玉照比売命(あめのみつたまてるひめ)だ!?

春日大社に祀られる比売神である。

 

春日といえば鰐と妄想した。

空海(佐伯)さん、柿本人麻呂さん、紀夏井さん、大伴さん、小野篁さんもそうだと妄想した。

 



伊笠山中腹より吉野川、那羅方面を望む


 

今回の探検では、

伊笠神社には素戔鳴の息子、草薙の剣の天の村雲さん

そして、向かい合わせでその母、天美津玉照比売命さんが息子を見つめていました。

 

道を教えていただいた方の話では、そのお母様は亡くなる前に「参りたい」とお願いしたそうで、息子さんはなぜか分からないまま母の希望なので悪路を連れて行ったとのこと。

昔は、日本の歴史に関係する重要な神社だと皆が知っていたのかもしれません。

忘れ去られようとしている感があります。

 

妄想の域を出ませんが、微力ながら地域再発見で信仰を取り戻すきっかけになればと発信したいと思います。

 

 

ではまた。

グラサン