昨夜から具合悪く、一睡も出来ず…ぐったりしているママです。我々人間が普段と様子が違うと、動物たちは心配してくれるのでしょうか?!笑
獣医学分野において、動物たちの心理を科学的に議論する学問は、最も近いものが「動物行動学」です。人間はつい、愛するペットたちを擬人化して考えがちですが…科学の分野で『感情』を分析する場合、行動様式と身体の生理反応から客観的に分析します。執拗に手足を舐める=ストレスかかっている(コルチゾール値の上昇)、みたいな。←※実際どうだか知りません!
なので、何か不安そう…とか直感的に想像する彼らの感情は、学問的には規定できません。精神状態を科学的に分析しようとすると難しいですよね(;´∀`)人間でいう心理学や精神科分野です。
しかし、何となく…ノンバーバル(言葉でなく、雰囲気)で感じ取るものってありますよね。人間同士でも!話さなくても、この人イライラしとるな〜とか分かるものです。それって、一部の脳の処理能力によるものですが…犬や猫にはどれくらいこの能力があるのでしょうか??何となくですが、群で生きる犬の方がコミュニケーション能力は高いイメージありますね!
◆症例1
ビーちゃん。雑種猫、オス、2歳半。
夜中にしんどくて全然寝付けない私の股ぐらで爆睡。ただ、私から離れようとしないで、トイレ行くにも洗面所行くにも、ピッタリと付いてきました。
→結論、まあ、ただの寒がりの甘えん坊でしょうな。( ̄∇ ̄)笑
◆症例2
ムーちゃん。雑種犬、オス、1歳程度。
お昼頃に起き上がると尻尾振ってお出迎え。おまたを嗅ぐ、あ、ママしゃんだった!やった、うぇーーーい!係留を外すと(私が寝込んでいたので夫が出勤時に付けててくれました)、ビーちゃんとファイト!
しかし、再びママが寝込もうとヨロヨロ寝室に向かうと、じっと見つめて後をそっと付いてきました。その後はしばらくベッドの近くで見つめる。
→…ただ退屈な時間が嫌だっただけでしょうな。笑笑
一日ツマラナイですーー!
こういう反応の時、つい、「心配して付いてきてくれてる!」とか考えてしまいますよね( ´ ▽ ` )人間側は心配してほしいから、動物たちの行動にその意味を見出そうとします。
でも、よーーーく考えよう。
私は人間で、ビーちゃんは猫で、ムーは犬です。全く違う種類の生き物。身体の構造も脳の構造も異なります。私たちが嗅覚で誰かを追跡できますか?!
そりゃあ確かに、猫同士、犬同士でのコミュニケーションもたくさんあります。しかし、犬と猫の生活ぶりを見ると、犬猫間でさえコミュニケーション様式は異なっています。猫はケンカしたくない様子を示していても、犬は遊びたくて突っかかっていきます。意思疎通出来ていないです。それがましてや、言葉なんて発明した、考える葦である、二足歩行の全く異なる動物・ヒトと同じわけないですよねえ(^^)
種が異なるとコミュニケーション取られません。と言う訳ではありません。ただ、その様式が全く異なるため、人間の思い込みで期待してはいけないよ、と思うのです!
お腹痛いのに犬が心配してくれない、とか、泣いているのに猫が無視してきた、とか…同じ人間でさえ、察する能力には差があるのに、種の違う動物に求めるのは酷です。反省してなさそうだから体罰する、とかに繋がりかねません。不幸なことです。
私たち人間に出来ることは、安易に人間と同じようだと当てはめるのでなく、それぞれ動物たちの行動を正しく理解し、彼らの様式にのっとり、その『言葉』を聞こうと努力することではないでしょうか。
犬や猫の行動に喜びを感じることには大賛成ですが…あんまり期待しないように。(*´∀`*)きっと我々のノンバーバルもいくらか伝わっていますが…いえ、もしかしたら伝わっていないかもしれない。それでも、彼らの愛らしい行動にホッコリ幸せを感じられたら、もう充分ではないですか。お尻くっつけてくるとか、隣で爆睡してくれるとか…それは確かに信頼してくれている証のはずです。
二匹のちょっとした行動で癒やされ、私は毎日幸せです。家族になってくれてありがとう、ですね!
振り向いてくれました!!
かわええな。全く。←親バカ笑
無防備な寝顔に癒やされますな!!(T-T)
ぽこると