昨日は雨ふりでトンカンできず。最近、買ったCDなどを聴く。モンキーズ、
ビージーズ、ローラ・ニーロなど昔、流行ったミュージシャンばっか。ローラ・
ニーロは70年代当時、珍しい白人のR&Bシンガー。有名なウェディング・ベル
ブルースはいいけど、他はあんましねえ。モンキーズはビートルズの対抗として
アメリカの芸能事務所が作ったバンド。昔は頭から馬鹿にしていたが、アメリカ
の作曲家たちの能力は大したもんで、いい曲が多い。ビージーズは中学校の給食
の時間、よくかかっていた。「獄中からの手紙」が俺、好きだった。「ホリディ」の出だし
が「夕空、晴れて~」と聞こえるとラジオでよくやっていた。「ニューヨーク炭鉱の悲劇」
とか「マサチューセッツ」とかねえ、やはり当時のGSよりは抜きんでていた。「マサチュー
セッツ」から「サタディー・ナイトフィバー」まで、長い間、佳曲を作り続けた才能に感服。
拾い物だったのはフレンチポップスのミッシェル・ポルナレフ。「ホリディ」とか「シェリーに
口づけ」とか、まあそんなもんねえと思っていたが、よく聞くとメロディ・ラインが良くできている。
クラシックのピアノが出自の人で、当時、よくあるプレスリー、ロックンロールにやられたという
わけだ。ポルナレフという名前から分かるように、父親はロシアから亡命した音楽家というの
もおフランスらしくていい。カリーヘヤーにサングラスというポップスターのスタイルを確立す
る前は、ジャズのコンボで演奏していた。フランス人は昔からジャズが好きで、ミッシェル・ルグ
ランのようなフレンチジャズの大御所もいる。ポルナレフのピアノもジャズっぽいし、シャンソンみ
たいなニュアンスもある。レザーのカジュアルなブルゾンもいい。粋なんだよねえ。
フランス人って、なんだかんだ言って、カッコイイですわ。
一大事業の昼食が終わってから、小雨の中、有料自習室。図書館の閲覧室が閉鎖
のためか、人が多い。「生物と無生物のあいだ」を読むが、まるで頭に入らない。途中で
寝てしまう。昼寝したので頭がスッキリした。まあ、これでいいんでしょ。
中国人のやってる青果店とマイバスで食材を買って、サバとシイタケとアスパラのペペロンチ
ーノ。なんでもペペロンチーノにすると食えることを最近、発見。
夜は静かに雨が降る。古本屋で220円で買った内田百閒を読む。