「ロリータ」二三日前に読了。キューブリックの「ロリータ」のDVDを借りる。
映画では流石にロリータの年齢は十三歳としていない、十五、六歳の印象。岩下
尚史の「ヒタメン」読み始める。先の「見出された恋」が小説の形式であったが、
こっちは原型になった三島由紀夫の恋人だった女性への聞き書きをまとめたもの。
他に「鏡子の家」の鏡子のモデルになった女性へのインタビューも併せて掲載。
三島由紀夫の新しい面の発掘の趣もあるが、現実を幾ら集めても、小説の解明が
全部できる訳でもない。ただ、先代、市川猿之助が三島由紀夫は歌舞伎のことなん
て全然、解っていないと言っていたという文章を読んだことがあるが、この本で
も三島は本当のところで歌舞伎が分かっていなかったと大店の料亭で育った三島の
恋人が述懐している。歌舞伎の本筋のお客は町方のお大尽、もしくは新橋などの芸者
衆などで、山手人種の三島はそいう層から見れば外様。成る程ね。
なんと、今日が仕事の引継ぎだった。まあ、上司、同僚が気に食わなくて辞める
んだから仕方ないか。引継ぎが11時で逆流性食道炎関係の専門医の診断が4時、四谷。
内視鏡検査が1月30日になる。途端に自分が病人になった気になる。
昨日の夜はモチヅキさんと呑んだ。彼は再任用をやってるが結局は仕事なんて
熱意ないのよね。やる事ないからやっているだ。
ああいうジイサン達の面倒を見るのもバカバカしいだろうな。
明日は今日の用事で途切れた大掃除の予定。