もう四月か | やるせない読書日記

やるせない読書日記

書評を中心に映画・音楽評・散歩などの身辺雑記
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あっという間に三か月過ぎてしまった。温暖化と言われているが今年の冬は

寒かったように思える。これで四月、五月がすぐ過ぎて六月からすぐ灼熱の夏

になるのだ。確かに湿潤、温暖な日本の気候というのは過去のもののようだ。ま

あしょうがないでしょう。

一昨日、近所の公園で桜のビデオを撮ってアップしようとしたが出来が悪いの

でやめた。昨日は渋谷から原宿、茗荷谷から池袋まで散歩した。そこかしこに桜

が咲いていた。

今日は朝から雨降り、母親の退院が1時30分から。タクシーで病院に向かい、退院

手続きや何やら。この病院、古くて狭く、婆さんばっかの六人部屋で見舞いに行くの

がいやいやで堪らなかった。人間、行きつくところはここかよとゲンナリした。はじめ

は爺さんも相部屋かと思ったがおばあさんだった。こういう異臭の漂う地獄の一丁目み

たいのを目の当たりにすると本読んだって絵を描いたって結局はここにたどり着くのかよ

という厭世的な気分にもなってくる。

まあ、しょうがないやね。当初は明日、退院の予定だったが病院の都合で急きょ、今日

になってしまった。介護タクシーで母親を施設に運び込んだ時はほっとした。ここは個室

で部屋もきれいだ。

施設から帰ってきたのが二時過ぎ、世評高いまるちゃん正麺のみそ味に野菜を入れて食べ

る。それから島尾敏夫の「夢日記」を根性で読んでやっと終了。俺もいつまで本読む気力が

あるのだろうかね。それから「ぼくは散歩と雑学が好き」を読んでいるうちに寝てしまう。

気が付いたら5時で「五時に夢中」。岩井志麻子がいつものように猥談。

一時、小止みになった雨脚が夕方になりまた激しくなってきた。

桜は週末までもつのだろうか。