子供の頃から月曜日はいやだったが幾つになっても変わりません。今日は土曜日の代休で休む
人が多い。曇天の梅雨空から時々、暑い日ざし。昼休み吉野屋で牛丼。一時より美味くなったが、
昔のねちょっと甘いあの味には及ばない。どうでもいいのだが、今度ミス・ユニバースになった女の子
はなんで美人ではないの?なんかタイとか韓国のオカマみたいにも見える。初代の日本のミス・ユニ
バースの児島なんとかといった女の人のほうが気品があって美しかった。本当に不思議なミス・ユニ
バースである。大槻ケンヂの「グミ・チョコレート・パイン」を読了というか最後は馬鹿らしくなって飛ばし読み。
大槻ケンヂは僕らよりワンゼネレーション下なのだが、どーもロックではないのに図々しくロックというのが
未だにいやでたまらんです。佐野元春、とか矢沢とかサザンなんとかにロックとか言って欲しくないのだが
もう彼らはロックであるという風になってしまったのでしょうがありませんが。30年たったが日本には結局
ロックって形成されなかったんじゃないかなというのが僕の印象である。まあ単にお前の好みがクリームと
かビートルズとかストーンズとか古い音楽なんだろと言われれば、そうなのだが、ノルという感覚は厳密に
はアメリカやイギリスのロックにしかないような気がする。日本語にロックは馴染まないのないのでは?
でまあ大槻ケンヂだが、、ノリのない奇妙な歌詞を歌っているぐらいは知っている程度で興味もなかったが、偶然
彼のエッセイを一冊読んだことがあってこれは中々面白かった。それから何冊かオーケンは読んでいた。鹿島茂が
オーケンといえば大江健三郎ではなく大槻ケンヂだといったが蓋し名言である。売れないミュージシャンの話とかすこ
ぶる面白い。この本はかの中野ブロードウェイの「だるま屋」で買った。
大槻ケンヂは小説もある程度は読ませるかと思ったがひどいものだった。文章が所々、マンガのワンシーンを
呼び起こす。設定もマンガチックなところがある。大槻ケンヂが下らない映画やマンガ
ばかり見ていないで無理してベルイマンを観たり、トーマス・マンでも読んでいればもう少しマシな小説を
書けたと思う。音楽の捉え方もオーケンは楽器ができないから何か変なんだよなあ。