阿佐ヶ谷ヴィオロンと中野ブリック | やるせない読書日記

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昨日はまたタカハシ君の喫茶店で沖縄ソバを食べた。そろそろ飽きるかしら。


3時30分にYさんと阿佐ヶ谷。北口の中央線らしい飲み屋が続く一角を抜けると、ヴィォロンがある。隣が


タイ料理か何かの店。店内はさほど広くないが二十人は入れるのか。音源はレコード。ラッパ状の高音ス


ピーカーが何本かあり、面妖な感じである。私語厳禁ではなく近所のオバサンが世間話をしている。薄暗い


店内には浮世離れしたお客が結構いる。僕などには縁のない高尚な音楽が奏でられている。音がくせがな


く聴きやすい。ライオンのほうが大きいだけ音に質量があるが、コーヒーも350円と安くぼっとしているには


最適である。30分くらいで外に出て中野まで歩く。4時過ぎると風が出てきて寒くなる。高円寺のガード下


の店でビートルズにサージェント・ペッパーのメーキングDVDを2100円で買う。隣に今はあんまりトレンド


ではないインド雑貨の店などありいかにも中央線的。ピューピュー寒い風が吹く中、中野。ブロードウェーに


ある「古書だるまや」に行く。昔からなんとなく知っていたが店主の人がブログを書いていて時々、見ている


ので、まあ行って見ようということで。狭い割には品揃えがいい。趣味が良すぎるか。種村季弘の本がこん


なに揃っているのも珍しい。散々逡巡したが大枚、四千円でサドの「アリーヌとヴアルクール」を購入。佐藤


晴夫訳。Yさんはアラキーなど買う。それから中野ブリックで飲む。ボウモア水割り、ニューヨーク、ラフロイグ


のハイボール、マッカランのハイボール、トム・コリンズだったと思う。安い店でつまみも一杯食べてひとり


4500円。