橋田寿賀子について叔母さんと話す | やるせない読書日記

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天気予報どおりに曇っている。午後から雨になるらしい。


昨日は叔父さんの見舞いに行く。マンションの近くでタニタという体脂肪測定器であてた会社が桜の


時期に敷地を解放しているので近所の人が花見を楽しんでいる。叔父さんは午前中石神井川まで


花見に行けた。いい事ではある。病身の家族の面倒をみることは切実な問題だ。いずれ母親の面倒


は私が見るとか広言していざ具合が悪くなると引き取りもしないで遺産だけちゃっかりという人も多い。


ただ忘れてはいけないのは人にやったことは自分にも降りかかるのでいずれ自分も特養老人ホーム


で死んじゃうだろう。しかし介護は大変で無理をすると介護者まで倒れてしまう。半年くらいだったら


まだ体力、気力も続くか十年も続く介護は本当に大変だと思う。俺の家でもそうだったが昔は医療


制度が充実していないので寝たきりの老人が家庭にいた。はっきりいってあまりいいものではなかっ


た。じーさまの尿瓶を取り替えるのは当然のように嫁である母親の仕事だった。田舎だったら離れ


とかひどい場合には納屋に年寄りを放り込んでおくということもあったようだ。充分な医療も受けら


れるし家庭で同居して疎まれるよりは病院の治療のほうがいい面もある。誰でも家族に迷惑をか


けずに家でポックリ死にたいだろうが中々そうはいかない。叔父さんと世間話などしてまあ一杯


ということで叔母さんが酒を出してくれる。昼酒なので効く。色々話しているうちに橋田寿賀子の話に


なる。「あの人、旦那の両親とは住んでいないから旦那略奪したようなものでしょ」「そうよ。結婚したの


がもう子供ができない歳で相手の両親から反対されたのよ」(叔母さんは良く知っている。どこで仕入れ


たのだろう。)「テレビの大物ディレクターなら金も地位もあるしいくらでも若い女と結婚できたろうにね」


「橋田寿賀子のほうが強引に押したらしいわよ。それにあの人旦那の両親だけではなく自分の親も煩わ


しいからってシャットアウトしちゃってるのよね。怖いわよね女は」「なんでも自分の思い通りにしちゃうん


だなあ。でもあれだけの旦那で他の女いなかったのかなあ。怖くて作れないかな」「それはどうかしらねえ」


それから泉ピン子は意地が悪そうだが芝居がうまいとか細木数子と橋田はどっちが強いとかもっとドロ


ドロした身近のことで話はおしまいになり三時頃叔父さんの家を出る。床屋で散髪。家に帰ると酔いも


あり夕食まで寝てしまう。芸能人がたくさん出てくるクイズ番組をだらだら見てしまう。猫ひろしが足が


速いことが分った。(こんなこと知っていてもしょうがないが)本を読まない一日だった。