皆様へのお願い
【オンライン処方】
*DHEA・メラトニンは再開しました。
*現在、メラトニンの、
個数制限はありません。
ご質問など頂く際に、
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お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
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お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
中絶で入院した20歳女性。
前回までのまとめ
女性A:20歳、社会人1年目
男性B:20歳の大学生
昭和47年の年末:妊娠の兆候あり
昭和48年1月13日:2人でY病院受診
診断:妊娠5ヶ月の初め。
1月15日:Y病院に入院
・血圧測定なし
・血液検査なし
・心電図の検査なし
▶︎ 見た目と話で健康と診断。
1月16日:ヘガール拡張器で、
子宮頸管を拡張。
ブジー1本+ヒマシ油20g。
キニーネ4回。
1月17日:ブジー1本交換挿入。
キニーネ4回とヒマシ油。
女性A「下腹部が少し張る」
1月18日:ラミナリア4本挿入。
ペニギン1錠を挿入。
ヒマシ油。
キニーネは副作用を考え休止。
1月19日:朝 ラミナリア4本抜去。
ブジー1本挿入。
ヒマシ油、キニーネ2回。
昼 軽度の陣痛。
夕方 38度の発熱
抗生剤クロラムフェニコール4錠
夜 腹痛を訴える。
痛み止めノブロン皮下注射。
1月20日:朝 陣痛が強まる
午前10時 破水
分娩台に乗るがすでに足が1本出る。
鉗子で胎児を挟んで引き出す。
午前10時30分 胎児娩出終了
午前11時 胎盤娩出
30分間、様子を見て病室に帰す。
・鎮痛剤のノブロン・ケミセチゾルを注射。
・収縮止血剤アドスチル錠を投与。
・看護師に痛みを訴える。
▶︎ 看護師は異常がある痛みには見えず、
助産師が腹帯を巻く。
異常出血なし。
午後12時 痛みが落ち着き、
男性Bは部活へ。
午後5時30分 C師長が綿花交換
特に異常なし
午後9時30分 トイレの帰りに、
当直J看護師にたまたま会って、
寒気を訴える。
看護師がチアノーゼ、発疹に気付く。
【 Y医師の診察 】
・脈はほぼ触れず
・血圧 70/40
・腹痛は訴えず、意識明瞭
診断:「血液の循環不全」
午後11時 男性B到着
・強心剤を投与
・チアノーゼは続いたが、
血圧は90/40
1月21日
午前1時 医師撤退
男性Bが眠る
午後3時 男性Bがふと目覚めると、
女性Aの呼吸が停止。
27.医師を呼ぶ
⬜︎ びっくりした男性Bは、
Y医師とJ看護婦を至急呼んだ。
28.死亡
⬜︎ 手当をしてもらったが、
女性Aは既に死亡していて、
蘇生するに至らなかった。
⬜︎ そして、Y医師も、
午前3時20分に死亡を確認した。
29.死因の見当がつかず
⬜︎ Y医師は死因を、
血液循環不全での心臓麻痺と判断したが、
それが何を原因として生じたのか、
皆目見当がつかなかった。
30.両親が裁判を起こす
⬜︎ 死亡した女性Aの両親は、Y医師に、
賠償金約1430万円を請求して、
裁判を起こした。
*昭和47年当時は、
大卒初任給で月収4万円。
31.遺族の主張・疑問点
① 中絶手術を行う前に、
健康状態の検査を何もしなかったこと
② 中絶手術を誤った点、
特にキニーネとヒマシ油を併用したこと
③ 入院から胎児娩出まで、
全身管理を怠ったこと
④ 中絶手術後に、
全身管理を怠ったこと
32.裁判所指摘:死因
福岡地裁昭和52年3月29日判決
判例時報867号90頁
【 女性Aの死因 】
⬜︎ 遺族が遺体の解剖を拒絶したため、
解剖されず、
死因は断定できないと判断。
⬜︎ Y医師は、
「血液循環不全での心臓麻痺」
と診断しているが、
それも断定できない。
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