皆様へのお願い
【オンライン処方】
＊DHEA・メラトニンは再開しました。
＊メラトニンは、
おひとり様3個までとなります。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
院長の回答 前回の続きですね。情報のまとめ
⬜︎ ご年齢：41歳
⬜︎ 現在の状態：妊娠12週
⬜︎ お悩み：流産・早産のリスク、
子宮摘出について。
子宮内膜4㎜で、
アッシャーマン症候群で妊娠。
【 治療歴 】
38歳 自然妊娠
▶︎ 妊娠7週 稽留流産
▶︎ 吸引MVAで流産手術
3ヶ月生理が来ず、大学病院で検査。
▶︎ 重症のアッシャーマン症候群
・基底層まで破壊
・癒着は子宮の75％以上
・卵胞期の終わりに内膜1㎜未満
39歳 不妊治療開始
・体外受精を始める
・癒着剥離手術 1年待ち(大学病院)
40歳 移植周期を5回試すが、
子宮内膜が3〜4㎜で中止。
41歳 6回目の移植も、
子宮内膜が4㎜で中止。
▶︎ 中止した日に卵胞23㎜で、
LHサージ＋の為、
タイミングをとったら妊娠。
ご質問
“●癒着胎盤に限らず、
無事に出産できるように
今からでもできる検査や治療等があればご教示いただけますと幸いです。“
出産方法について
まずは、癒着胎盤、
それも重症になる因子がある為、
出産の方法について、
念入りに相談して計画する事を、
お勧めしました。
さらに、一般的には、
癒着胎盤のリスクが高い場合は、
経膣分娩よりは帝王切開の方が安全、
とお伝えしました。
今回はその続きです。
出産時期について
一般的に、
重症の癒着胎盤(特に穿通胎盤)の、
リスクが高い場合は、
出産まで、
常に気をつける必要があります。
具体的に何に気をつけるか、
と言うと、
まず帝王切開を予定して、
少し早めに出してあげる方が良いでしょう。
具体的な時期
これは、今後の状態・その時の状態に、
大きく左右はされますが、
あくまで、
筋層内まで進んだ癒着胎盤、
あるいは、
筋層を貫通している癒着胎盤の場合や、
これらのリスクがある場合を、
前提とします。
大出血の危険性を考慮して、
おおよそ、
妊娠35週を過ぎたら、
帝王切開として良いのではないか
と思います。
なぜ早めが良いか
もしも、
子宮筋層に侵入・貫通している癒着胎盤で、
「胎盤早期剥離」と言って、
胎児が出てくる前に、
胎盤が剥がれれば、
大出血を引き起こします。
そうなれば、致死的です。
胎盤早期剥離と出血
癒着胎盤で、
絨毛が筋層に侵入・貫通していて、
胎盤の全体は剥がれにくくても、
胎盤の一部、
胎盤のはじっこだけ剥がれる事はあります。
胎盤が癒着していなくても、
一部が剥がれることはあり、
出血が起こり、
胎盤早期剥離は危険です。
癒着胎盤だと、
さらに出血が起こり、
母子とも危険です。
あらゆる視点から用意・準備
早めに帝王切開を予定していても、
もっと早い時点で、
胎盤早期剥離が起こることもあります。
いつ、胎盤の一部が剥がれても、
対応できるように、
病院側には、
準備しておいてもらう必要もあります。
文・イラスト：理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
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