皆様へのお願い
【オンライン処方】
*DHEAは再開しました。
*現在、メラトニンのみ欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
状態まとめ
⬜︎ ご年齢:41歳
⬜︎ 今までにわかっている疾患:
抗リン脂質抗体症候群(重症)、子宮腺筋症
⬜︎ 流産について:
流産2回、化学流産1回。
1回目 妊娠5週完全流産
2回目 妊娠7週完全流産
【 不育症検査 】
⬜︎ 抗CL IgG
1回目52.3→2回目58.1
⬜︎ 抗β2GPI IgG
1回目431.2→2回目311.3
*その他の項目はひっかからず。
⬜︎ 治療:直近の1回だけ、
バイアスピリン+ヘパリン使用。
アスピリンは移植日、
ヘパリンは胎嚢確認後。
ビオスリーについて
“服薬中のものについて、もうひとつご質問させてください。
腸活も良いイメージがあったので、
半年前から市販のビオスリーを飲んでいるのですが、
妊活に対しての意味はあると思われますか?“
良い働きになり得る
間接的に、
妊活にもプラスになる可能性があります。
少なくとも、
害にはなりません。
ビオスリーとは、
活性化された、
乳酸菌(ラクトミン)、酪酸菌、糖化菌
が含まれています。
活性化された乳酸菌などを、
服用することで、
腸内の乳酸菌を増やしていき、
整腸作用を持ちます。
同じような薬
⬜︎ ラックビー
ビフィズス菌
⬜︎ ビオフェルミン
ビフィズス菌
⬜︎ ミヤMB
ラクトミン(乳酸菌)
⬜︎ レベニン
ビフィズス菌
ラクトミン(乳酸菌)
⬜︎ ビオスミン
ビフィズス菌
ラクトミン(乳酸菌)
⬜︎ ビオスリー
乳酸菌(ラクトミン)
酪酸菌
糖化菌
など
どの整腸剤も、
すごく差がある訳ではないものの、
成分から、
医師が整腸剤を処方する時は、
ビオスリーが最も多い
とされるデータもあります。
①下痢を防ぐ
一つ目は、
下痢・便秘などの症状を改善することで、
間接的に、
流産しにくくなります。
下痢をしすぎると、
子宮の筋肉も一緒に収縮してしまい、
着床しにくくなったり、
流産へ繋がってしまいます。
抗生剤で下痢になったとき
採卵周期・移植周期では、
感染予防のときや、
抗生剤を出すことが多いです。
しかし、特に移植周期に、
下痢になってしまうようであれば、
その抗生剤の服用は、
止めるべきです。
抗生剤で下痢をしやすい方は、
予めビオスリーを服用しておき、
下痢になったときのために、
下痢止めを用意しておくのも良いでしょう。
②子宮内フローラ
近年、妊活で、
子宮内フローラが流行っています。
ただし、流行ってはいますが、
腸内フローラと下痢の関係とは異なり、
子宮内フローラと妊娠の関係は、
まだエビデンスが不十分です。
今は、慢性子宮内膜炎の検査で、
CD138検査が、
主流になっています。
そのため、
子宮内フローラのために、
高い金額を出して、
ラクトフェリンやラクトバチルスの、
サプリ・膣錠を使うことは、
おすすめしません。
ビオスリーで良い
ビオスリーの服用で十分だと思います。
エビデンスが、
しっかりしていないものには、
高いお金をかける必要はない
と思います。
ビオスリーならば、
安全性も高く、
感染症の心配もなく、
害はなく、
膣錠などに比べればかなり安価です。
子宮内フローラへの効果
ビオスリーは、
どこまで子宮内フローラに効果があるか、
不明です。
しかし、それは、
ラクトバチルスの膣錠も、
ラクトフェリンのサプリも、
全て同じで、
どこまで子宮内フローラに効果があるか、
医学的には、
わかっていません。
ラクトバチルスの膣錠も、
ラクトフェリンのサプリも、
かなり商業的な位置です。
ビオスリーの服用
ビオスリーの服用は、
続けて良いと思います。
妊活への直接的な効果というより、
体の健康を保つことで、
間接的には良い方向になります。
文・イラスト:理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
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