【41歳/不育症】移植後、出血したらするべきこと(まち様) | 岩城産婦人科妊活ブログ

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【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

ぽってり苺 皆様へのお願い ぽってり苺

 


  

【オンライン処方】

 

DHEAは再開しました

  

*現在、メラトニンのみ欠品してます。

お申し込みいただけません。

 


 

   

看板持ち ご質問など頂く際に、

匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

 
まち様よりご質問頂いております。
※前回の続きです。
 

 

くま 院長の回答 くま
 
予防 前回の続きですね。
 
 

状態まとめ

 

 

⬜︎ ご年齢:41歳

 

⬜︎ 今までにわかっている疾患:

抗リン脂質抗体症候群(重症)子宮腺筋症

 

⬜︎ 流産について:

流産2回化学流産1回

 

1回目 妊娠5週完全流産

2回目 妊娠7週完全流産

 

【 不育症検査 】 

 

⬜︎ 抗CL IgG

1回目52.3→2回目58.1

 

⬜︎ 抗β2GPI IgG

1回目431.2→2回目311.3

 

*その他の項目はひっかからず。

 

⬜︎ 治療:直近の1回だけ

バイアスピリンヘパリン使用

アスピリンは移植日、

ヘパリンは胎嚢確認後。

 

⬜︎ 絨毛検査 :2回とも実施なし
(自宅トイレで流産で)
 
 
 <その後の治療 >
2023年7月 胚盤胞5AA移植で陰性
2023年8月〜12月 休み
2023年12月 退職
2024年1月〜5月 レルミナ服用
*子宮内膜症を治療
 

   

 

 

 動くこと・動かないこと

 

 

桜 移植前までであれば、

適度に動くことは良いと思います。

 

 

雷 過度に運動すると、

活性酸素が増えて、

細胞の老化が進んでしまいます

 

 

予防 移植後については、

動かない」と言っても、

寝たきりまではいかないはずです。

 

 

ランニング 少なくとも、

トイレ、食事、入浴では、

起き上がると思います。

 

 

指差し また、ある程度、

家事などを行う予定であれば、

血流は、

病的には悪くならないはずです。

 

  
 

 抗リン脂質抗体症候群と比較

 

 

ランニング ベッド上安静で、

トイレ・食事・簡単なシャワーの時だけ、

動くことにした場合】の、

血栓ができる確率よりも、

抗リン脂質抗体が複数陽性で、

3桁の数値であること】の方が、

血栓ができる確率の方が、

はるかに高いです。

 

 

雲 胎盤の血管で、

血栓が非常にできやすい状態で、

たくさん動くことは、

おすすめはできません。

 

 
 

 出血した時

 

 

鉛筆 今までの流産では、

妊娠5週から出血があるとの事ですね。

 

 

カギ 出血があれば、

どんな方でもベッド上安静が基本です。

 

 

うさぎクッキー 抗リン脂質抗体に異常がなくても、

ベット上で安静で、

なるべく動かない事が、

一番の流産予防です。

 

 
 

 重症の抗リン脂質抗体症候群

 

 

ハート 重症の抗リン脂質抗体症候群で、

過去の流産が、いずれも、

妊娠5週から出血しているならば、

ご不安になる事は当然で、

運動にご不安がおありならば、

移植後からは、

基本は動かない事が良いでしょう。気づき

 

 

オカメインコ あまり動かないことならば、

普通の生活」に入りますよ。

 

 

くまクッキー 移植日から安静にして、

妊娠5週、6週、7週を無事過ごしてから

お散歩を少しするか、

そのままあまり動かず生活するか、

考えても良いのではないでしょうか。

 

 
 

 膠原病内科

 

 

はてなマーク 最近は、定期的に膠原病内科に、

通院されていますか?

 

 
 

 劇症型やSLEの発症

 

 

鉛筆 妊娠判定陽性ならば、

早いうちに大学病院で、

産婦人科膠原病内科と両方の診療科で、

何かあったときに、

対応してもらう方が安全だと思います。

 

 

ランニング 以前と重複しますが、

抗リン脂質抗体の数値が3桁なので、

妊娠中に、

全身型の抗リン脂質抗体症候群や、

劇症型の抗リン脂質抗体症候群

SLE(全身性エリテマトーデス)が、

発症するかもしれません。

 

 

*「劇症型抗リン脂質抗体症候群」とは、

多臓器梗塞を同時にみる、

予後不良な病態

 

 
 

 抗リン脂質抗体症候群

 

 

“抗リン脂質抗体(aPL)は、

動静脈血栓症、

自然流産・習慣流産・子宮内胎児死亡

血小板減少症などと相関する。“

 

 

"抗カルジオリピン抗体、

ループス抗凝固因子(LAC)などが含まれるが、

これらの抗体を有し

臨床的に動・静脈の血栓症、

血小板減少症、

習慣流産・死産・子宮内胎児死亡などをみる場合に、

抗リン脂質抗体症候群(APS)

と称せられる。"

 

 

【 治療について 】

 

"産科的APS(不育症)に対しては、

アスピリンとヘパリンの併用がおこなわれる。"

 

 

引用元:難病センター

 

 
   

 SLE(全身性エリテマトーデス)

 

 

【 発症しやすい性別と年代 】

 

“平均すると男女比は1:9ほどで、

圧倒的に女性に多い病気です。

 

なかでも

生理が始まってから終わるまでの期間に多く“

 

 

"子供を産むことの出来る年齢、

特に20-40歳の女性に多いとされています。"

 

 

【 SLE発症のきっかけ 】

 

"何かのきっかけによって、

病気が起こったり

あるいは病状が悪化したりすることがあります。

 

そのきっかけになるものがいくつか知られています。

 

紫外線(海水浴、日光浴、スキーなど)、

風邪などのウイルス感染、

怪我、

外科手術、

妊娠・出産

ある種の薬剤などが知られています。"

 

 

引用元:難病センター

 

 

 
 
回答:院長 岩城雅範

文・イラスト:理事 岩城桃子

 

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

 


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ルテウム、 

ウトロゲスタンは、

再開しました。

 

 

市区町村までの住所など省略された入力は、

処方が出来ない場合があります。
 

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問診票は順次新しくなるため、
古いものは使えません。

 

 

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