皆様へのお願い
【オンライン処方】
*DHEAは再開しました。
*現在、メラトニンのみ欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
膠原病既往の女性が妊娠、
前期破水を起こして入院、
高熱を出す。
出産後も高熱になり、
急激に体調が悪化する。
前回の記事
前回までのまとめ
妻A:昭和12年10月9日生まれ
【 昭和46年10月2日 】
・Y病院に受診
・妊娠2ヶ月とわかる
・既往歴 膠原病(17歳)
・出産予定日 昭和47年5月11日
【 昭和47年3月10日 】
・出血あり
・前置胎盤疑症
▶︎ アドナなどで治療
【 昭和47年3月18日 】
・軽度の膀胱炎
・妊娠性浮腫
▶︎ エクデリンなどで治療
【 昭和47年4月8日 】
・膀胱炎が持続
・妊娠性浮腫の再発
【 昭和47年4月13日 】
妊娠36週
5:00 出血
Y病院受診「前期破水」
12:00 入院
▶︎ Y医師は、
未熟児のため、
1日でも長く子宮内に留めることにした。
・プロゲデポー(黄体ホルモン・流産予防)
・アミノバール(解熱鎮痛剤)
・ビブラマイシン(抗生剤)
14:00 ハーフメトロ挿入
18:00 羊水の流出あり
体温36.7度
【 昭和47年4月14日 】
*破水2日目
朝 体温36.5度
・プロゲデポー筋注
14:00 38.8度の発熱
・アミノバール皮下注
・ビブラマイシン内服
【 昭和47年4月15日 】
*破水3日目
1:05 39度の発熱
・アミノバール皮下注
朝 37度まで下がる
ベストン(ビタミンB1) 静注
プロゲデポー 筋注
ビタミンE 内服
11:00 ハーフメトロ抜去
▶︎ 細菌感染を疑って、
ハーフメトロに付着した悪露を、
顕微鏡で見たが有害な細菌はなし。
12:00 体温37.5度
15:00 囲碁をするために外出
外出の間は近隣のS医師に依頼
夕方 体温37.2度
21:10 S医師がY病院に電話
▶︎ 破水からかなり経過していたので、
細菌感染予防に、
クロロマイセチン(抗生剤)の投与を指示。
23:00 かなり熱が高かった
【 昭和47年4月16日 】
*破水4日目
朝 体温37.7度
7:30 看護師内診
▶︎ 子宮口が二横指開大、
10分ごとに陣痛。
▶︎ 看護師がS医師に電話。
・クロロマイセチン(S医師)
・プロゲデポー(Y医師)
・ペストン(Y医師)
昼 体温38.2度 陣痛3分おき
15:30 Y医師が帰院
16:00 Y医師が内診
▶︎ 子宮口が二.五横指開大
・クロロマイセチン(抗生剤)
・バラキシン(抗生剤)
夕方 体温37.7度
【 昭和47年4月17日 】
*破水5日目
朝 体温37.4度
・カネソドマイシン(抗生剤)
・アドナ+ペストン
9:55 女児出産 2300g
▶︎ 早産未熟児の為、新生児を搬送
38.産褥熱か膠原病を疑う
⬜︎ Y医師は、
産褥熱か、急性型の膠原病を疑い、
点滴注射をしようとしたが、
うまく針を刺せなかった。
医学的解説:産褥熱とは
⬜︎ 出産直後に高熱が出ること。
⬜︎ 高熱が特徴。
⬜︎ 重篤な状態になることがあり、
敗血症や、ショック状態、
最悪、死に至る。
⬜︎ 細菌感染などが主な理由になる。
▶︎ 骨盤内感染
40.ステロイド、抗生剤など
⬜︎ 静脈注射針を使って、
ポンプ式にベストン50、
タチオン、
テラマイシン(抗生物質、テトラサイクリン系)、
デカドロン(ステロイドホルモン剤)、
ビタカンフアーを次々に補液した。
医学的解説:注射が刺せない
血圧が低下し、循環器不全で、
血管が潰れて、
針が刺せない状態になっているのでしょう。
血流が悪いため、
注射器でむりやり、
薬を押し込んでいる状態です。
非常に危険な状態です。
41.再度吐血
⬜︎ 午後7時ころ、
妻Aは、口渇を訴え、
ジュース等の水分を数回摂取した。
⬜︎ 午後8時45分ころ、
中等量のコーヒー残渣様の嘔吐をした。
42.全身症状の悪化
⬜︎ コーヒー残渣様の嘔吐の直後から、
脈拍減弱、顔面蒼白となって、
全身症状が悪化。
⬜︎ Y医師は、
ビタカンファーとデカドロンの皮下注射をした。
43.電話中に洗面器一杯の吐血
⬜︎ 同日午後9時ころ、
Y医師が、
総合病院(女児が搬送された先)に、
搬送すべく電話連絡をしていた。
⬜︎ Y医師の電話中、
妻Aが洗面器一杯程度の、
多量の血液を含有したコーヒー残渣様の嘔吐をし、
症状が極度に悪化した。
44.強心剤を胸に打つが死亡
⬜︎ Y医師は、
胸部心室内に、
直接にビタカンフアーを注射する
などの手当をした。
⬜︎ しかし、
午後9時10分ころY病院で死亡した。
⬜︎ Y医師の診断では、
死因は、
直接には急性心臓衰弱、
その原因としては、
産褥熱と膠原病であるとした。
LINEでのご相談・ご連絡は無料です。
LINE:
Tel:03-6416-1595
E-mail:
yudai_kono@kinoe-legal-law.com
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚
ブログ、コメントなどで、当院がお答えする内容は、あくまでもお話をいただいた情報に基づいた一般的な見解をお示しするもので、実際の診察(セカンドオピニンオンを含む。)ではありません。
直接医師と対面しての診察、検査を行なっていないため、お伝えした内容の正確性を保障するものでは全くありませんので、予めこの点を十分ご理解ください。
当院の医師の診察(セカンドオピニオン含む。)をご希望の方は、恐れ入りますが電話やメール等での診察は行っておりませんので、ご来院をお願いいたします。
また、当院でのオンライン処方をご利用の方も含め、メールやメッセージで直接のご相談をいただいた場合、当ブログでご回答が可能な範囲の内容を当ブログで取り扱わせていただく以外は、個別のご相談ご回答に応じることはできかねますので、予めご了承ください。
(メールやメッセージでご相談をいただいても個別のご相談に対してメールやメッセージでの回答は行っておりませんのでご注意ください。)
✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚✽.。.:*・゚
当ブログの内容には細心の注意を払っておりますが、当ブログの内容はあくまでも投稿時点における研究発表の内容や、医療水準に基づいて記載しているものであり、内容について将来にわたりその正当性を保障するものではありません。
当ブログの内容の利用はブログをご覧になられる皆様の責任と判断に基づいて行って下さいますようお願い申し上げます。
上記利用に伴い生じた結果につきまして、当院はその一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい。
実際に、お身体のことで、ご体調などについてのお悩み、お困りのことなどございましたら、必ず、専門の医療機関を受診の上、医師の診察を受けていただきますようお願い申し上げます。
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
当ブログの内容、テキスト、画像等にかかる著作権等の権利は、すべて当院に帰属します。
当ブログのテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
医療法人社団 岩城産婦人科
北海道苫小牧市緑町1-21-1