【破水と高熱】早産未熟児の搬送後、急激に悪化した女性。 | 岩城産婦人科妊活ブログ

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【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

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【オンライン処方】

 

DHEAは再開しました

  

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以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

 

   
 

 

膠原病既往の女性が妊娠、

前期破水を起こして入院、

高熱を出す。



出産後も高熱になり、

急激に体調が悪化する。

 

 

 
※裁判例には、
誤記と思われる部分がところどころあります。 

 

 

 

サムネイル

スーツ 解説を担当致します。

弁護士の、
甲野 裕大(こうの ゆうだい)
です。


【取り扱い分野】

不妊治療分野/離婚分野

・不妊治療クリニック顧問
・凍結胚トラブル
・精子提供、卵子提供
・不妊治療中の離婚
・不倫
など

 
 

 前回までのまとめ

 

 

妻A:昭和12年10月9日生まれ

 

【 昭和46年10月2日 】

・Y病院に受診

妊娠2ヶ月とわかる

既往歴 膠原病(17歳)

・出産予定日 昭和47年5月11日

 

 

【 昭和47年3月10日 】

出血あり

・前置胎盤疑症

▶︎ アドナなどで治療

 

 

【 昭和47年3月18日 】

軽度の膀胱炎

妊娠性浮腫

▶︎ エクデリンなどで治療

 

 

【 昭和47年4月8日 】

膀胱炎が持続

妊娠性浮腫の再発

 

 

【 昭和47年4月13日 】

妊娠36週

 

5:00 出血

Y病院受診「前期破水」

12:00 入院

 

▶︎ Y医師は、

未熟児のため、

1日でも長く子宮内に留めることにした

 

・プロゲデポー(黄体ホルモン・流産予防)

・アミノバール(解熱鎮痛剤)

・ビブラマイシン(抗生剤)

 

14:00 ハーフメトロ挿入

 

18:00 羊水の流出あり

体温36.7度

 

 

【 昭和47年4月14日 】

*破水2日目

 

朝 体温36.5度

・プロゲデポー筋注

 

14:00 38.8度の発熱

・アミノバール皮下注

・ビブラマイシン内服

 

 

【 昭和47年4月15日 】

*破水3日目

 

1:05 39度の発熱

・アミノバール皮下注

 

朝 37度まで下がる

 

ベストン(ビタミンB1) 静注

プロゲデポー 筋注

ビタミンE 内服

 

 

11:00 ハーフメトロ抜去

▶︎ 細菌感染を疑って

ハーフメトロに付着した悪露を、

顕微鏡で見たが有害な細菌はなし



12:00 体温37.5度


15:00 囲碁をするために外出

外出の間は近隣のS医師に依頼


夕方 体温37.2度



21:10 S医師がY病院に電話

▶︎ 破水からかなり経過していたので、

細菌感染予防に、

クロロマイセチン(抗生剤)の投与を指示。


23:00 かなり熱が高かった



【 昭和47年4月16日 】

*破水4日目


朝 体温37.7度


7:30 看護師内診

▶︎ 子宮口が二横指開大、

10分ごとに陣痛。


▶︎ 看護師がS医師に電話。

・クロロマイセチン(S医師)

・プロゲデポー(Y医師)

・ペストン(Y医師)


昼 体温38.2度 陣痛3分おき


15:30 Y医師が帰院

16:00 Y医師が内診

▶︎ 子宮口が二.五横指開大

・クロロマイセチン(抗生剤)

・バラキシン(抗生剤)


夕方 体温37.7度



【 昭和47年4月17日 】

*破水5日目


朝 体温37.4度

・カネソドマイシン(抗生剤)

・アドナ+ペストン



9:55 女児出産 2300g

▶︎ 早産未熟児の為、新生児を搬送


 

 

 

 38.産褥熱か膠原病を疑う

 

 

⬜︎ Y医師は、

産褥熱か、急性型の膠原病を疑い、

点滴注射をしようとしたが、

うまく針を刺せなかった。

 

 
 

 医学的解説:産褥熱とは

 

 

⬜︎ 出産直後に高熱が出ること

 

⬜︎ 高熱が特徴

 

⬜︎ 重篤な状態になることがあり、

敗血症や、ショック状態

最悪、死に至る

 

⬜︎ 細菌感染などが主な理由になる。

▶︎ 骨盤内感染

 


 

 40.ステロイド、抗生剤など

 

 

⬜︎ 静脈注射針を使って、

ポンプ式にベストン50、

タチオン、

テラマイシン(抗生物質、テトラサイクリン系)、

デカドロン(ステロイドホルモン剤)、

ビタカンフアーを次々に補液した。

 

 
 

 医学的解説:注射が刺せない

 

 

右差し 血圧が低下し、循環器不全で、

血管が潰れて、

針が刺せない状態になっているのでしょう。

 

 

 血流が悪いため、

注射器でむりやり、

薬を押し込んでいる状態です。

 

 

非常に危険な状態です。

 

 
  

 41.再度吐血


  

⬜︎ 午後7時ころ、

妻Aは、口渇を訴え、

ジュース等の水分を数回摂取した。



⬜︎ 午後8時45分ころ、

中等量のコーヒー残渣様の嘔吐をした


 
 

 42.全身症状の悪化

 

 

⬜︎ コーヒー残渣様の嘔吐の直後から、

脈拍減弱、顔面蒼白となって、

全身症状が悪化



⬜︎ Y医師は、

ビタカンファーとデカドロンの皮下注射をした。


 
 

 43.電話中に洗面器一杯の吐血

 

 

⬜︎ 同日午後9時ころ、

Y医師が、

総合病院(女児が搬送された先)に、

搬送すべく電話連絡をしていた



⬜︎ Y医師の電話中、

妻Aが洗面器一杯程度の、

多量の血液を含有したコーヒー残渣様の嘔吐をし、

症状が極度に悪化した。


 
 

 44.強心剤を胸に打つが死亡

 

 

⬜︎ Y医師は、

胸部心室内に、

直接にビタカンフアーを注射する

などの手当をした。



⬜︎ しかし、

午後9時10分ころY病院で死亡した



⬜︎ Y医師の診断では、

死因は、

直接には急性心臓衰弱

その原因としては、

産褥熱膠原病であるとした。


 
 
続きます。

医学的解説:院長 岩城雅範


法的解説:弁護士 甲野裕大
 甲(きのえ)リーガル法律事務所
  

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クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

 


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