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ご質問など頂く際に、
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お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
【 生殖関連の裁判例 】
新生児に、
うつ伏せ寝を推奨する産婦人科で、
起こった悲しい事故。
前回の記事
前回までのまとめ
⬜︎ 平成2年7月30日
女性AがY病院で妊娠の診断
⬜︎ 平成3年4月8日
男性B(夫)立ち合いのもと出産する
⬜︎ 分娩後に、看護師Cから、
「うつ伏せ寝が良いか、
仰向け寝が良いか」
を聞かれる。
⬜︎ 夫婦は迷っていたので、
病院の方針でうつ伏せ寝にした。
⬜︎ 出産翌日の9日23時、
子どもに異変はなかった。
⬜︎ 翌午前2時45分、
うつぶせで、
チアノーゼ、心拍停止、呼吸停止
の状態で看護師が発見。
⬜︎ 看護師が子どもを刺激するも、
反応はなく、
上の階で寝ていたY医師に連絡。
12.医師が駆けつける
⬜︎ Y医師は、
直ちに2階の新生児室に下りて、
子どもの胸部に聴診器を当てたが、
心音がなかった。
⬜︎ そのため、
子どもを分娩室に運んで、
インファントウォーマーに入れ、
酸素を投与し、
心臓マッサージを行った。
13.蘇生術を断念
⬜︎ しかし、
結局、心臓はまったく動かず、
午前3時7分、
蘇生術を断念した。
14.唾液がたくさん付いていた
⬜︎ また、子どもが、
寝ていたベッドに敷かれていたシーツには、
唾液が付着し、
シーツの上に敷かれていたタオルは、
唾液で浸潤していた。
15.検死の結果
⬜︎ 警察署の警部補らは、
同日の午前9時38分〜午前10時、
子どもの検視をした。
⬜︎ その結果、
死体は、
全般的に強く硬直しており、
顔、首、胸、腹、背中、大腿部には、
暗紫赤色で強度な死斑があり、
直腸内の温度が約30度であったが、
口腔内には吐物がなく、
眼部には溢血点が認められなかった。
医学的解説:窒息する前
今回、生まれたての新生児が、
窒息死しています。
タオルには唾液が付いていて、
その下のシーツにまで、
唾液が浸透するほどです。
多少なりとも、
口が空いていて、
よだれがかなり出ていることが、
わかります。
新生児は、
口ではうまく呼吸はできず、
鼻呼吸が多いですが、
唯一、泣く時は、
口から息が吸えます。
苦しくて泣いていたかも
あくまでも推測ですが、
これらの状況から、
亡くなった新生児は、
亡くなる前に、息が苦しくて、
泣いていたのではないか
と思います。
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医療法人社団 岩城産婦人科
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