【肩甲難産で胎児死亡】帝王切開を強く希望しない方が悪い? | 岩城産婦人科妊活ブログ

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【 生殖関連の裁判例 】

 

妊娠38週94kgで、

経膣分娩肩甲難産

胎児死亡する。

 

 

 
 

 

 

サムネイル

スーツ 解説を担当致します。

弁護士の、
甲野 裕大(こうの ゆうだい)
です。


【取り扱い分野】

不妊治療分野/離婚分野

・不妊治療クリニック顧問
・凍結胚トラブル
・精子提供、卵子提供
・不妊治療中の離婚
・不倫
など

 

  

 前回までのまとめ

 

 

【平成11年3月4日】

妻はY病院のO医師に、

妊娠と診断される

 

 

⬜︎ 推定体重

妊娠35週5日(10月6日):3183g

妊娠36週5日(10月13日):3354g

妊娠37週4日(10月19日):3526g

 

 

【妊娠37週4日(10月19日)】

レントゲンで骨盤を見て、

経膣分娩可能と診断

 

 

【妊娠38週4日(10月26日)】

妻の体重:94.8kg

 

 

 
 

 30.夫婦が訴訟を起こす

 

 

⬜︎ 肩甲難産が起こり、

子どもが重度仮死の状態で出生し、

まもなく死亡した事について、

Y病院に責任があるとして、

夫婦が訴訟を起こした。

 

 

⬜︎ 夫婦は、

約2730万円の損害賠償を求めた。

 

 
 

 31.主張内容

 

 

⬜︎ 医師が分娩中に、

胎児仮死の徴候を見落として

適切な治療を行わなかったこと

 

 

⬜︎ 元々、

肩甲難産が発生する可能性があったのに、

帝王切開を選択しなかったこと

 

 

⬜︎ 肩甲難産が発生した際、

適切な手技を行わなかったこと

 

   
 

 31.いくつかの情報

 

 

裁判所は、

以下の情報を指摘・認定しました。 

 

 

⬜︎ 平成11年10月26日、

胎児の推定体重は、

4348gの巨大児と予測され

分娩前の母体体重95kg

子宮底長43㎝。

 

 

⬜︎ 同日、前期破水し、

夕方5時(入院時)は子宮口3㎝で、

入院翌日の27日昼の12時でも、

子宮口に変化はなく

分娩は停止していた。

 

 

⬜︎ 肩甲難産が起こる絶対的な確率は高くない状態で、

その後の分娩経過に応じて、

帝王切開に移行する事もできた。

 


⬜︎ 担当医師が、

本人に肩甲難産の危険性を説明し

本人が帝王切開を希望するなど、

事情があれば別だが

本人が強固ではないにせよ、

経膣分娩を希望していたこと

 

 
 

 32.裁判所判断:帝王切開

 

 

【 裁判所の判断 】

 

これらから、

入院翌日の昼12時までは、

帝王切開を行うべきだったとは言えない

として、

医師に過失はないと判断した。

 

 
 

 医学的解説:帝王切開すべき

 

 

肩甲分娩のリスクを明らかに持つ場合は、

医学的には、

最初から帝王切開にした方が、

リスクが低いと言えます。

 

 

右差し また、陣痛が始まったとしても、

無理せず、

途中で帝王切開する事が重要です

 

  
 

 医学的解説:認められなかった理由


 

雲 しかし、今回は、

事前の帝王切開を行うべき

とか、

途中で緊急で帝王切開を行うべき

とは言えないと、

判断されています。

 

 

 

雲 その大きな理由の1つが、

本人が帝王切開を、

強くは希望しなかったから

との事です。
 

 
 

 選ばなかった患者の責任?

 

 

雲 リスクを説明をされていないのに、

どうやって、

医学的な専門知識のない個人が、

帝王切開を強く希望できるのでしょう。

 

 

右差し この裁判所の判断は

医学的に見ても、

やるせないと思ってしまいますね。

 

 
 
続きます。
 
医学的解説:院長 岩城雅範
 
解説:弁護士 甲野裕大
 甲(きのえ)リーガル法律事務所
  

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