皆様へのお願い
＊現在、DHEAとメラトニンは欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
夫が運転する車に、
同乗していた女性は、
妊娠29週で、
第一子だった。
前回の記事
解説を担当致します。
弁護士の、
甲野 裕大(こうの ゆうだい)
です。
【取り扱い分野】
不妊治療分野/離婚分野
・不妊治療クリニック顧問
・凍結胚トラブル
・精子提供、卵子提供
・不妊治療中の離婚
・不倫
など
6.裁判を起こす
⬜︎ 夫Aと妻Bは、
今回の交通事故で被害を受け、
下記内容の賠償を求める裁判を起こした。
7.賠償請求【夫】
【 夫Aへの支払い 】
(1)車両時価：40万円
今回の交通事故で、
被害車両は、大破し、全損になり、
その時価は、
31万6000円と評価された。
さらに、被害車両には、
購入価格約10万円のカーナビが、
搭載されていた為、
被害車両の時価額は40万円を下らない
と主張した。
(2)買替費用：7万6780円
＊ナンバープレートの抹消と登録し直しなど
(3)パソコン代：5万円
今回の交通事故で、
夫Aがバッグに入れて助手席の下に置いていた、
パソコンの一部が壊れ、
電源が一切入らない状態になった。
(4)弁護士費用：5万3000円
(5)全体合計：57万9780円
8.賠償請求【妻】
【 妻Bへの支払い 】
(1)治療費：91万8090円
(2)入通院慰謝料：44万円
＊入通院慰謝料とは、
交通事故で怪我をして、
入院や通院を余儀なくされた事に対して、
支払われる慰謝料。
＊現在では、
入通院慰謝料は、
裁判での相場が存在し、
入院日数や通院期間などを基準に、
算定される。
＊入通院慰謝料は、
「傷害慰謝料」と呼ぶこともある。
＊後遺症が残った時の、
「後遺障害慰謝料」とは別。
(3)胎児死亡の慰謝料：800万円
(4)既払金：91万8090円
大抵は、
加害者の保険会社(自賠責保険)から、
治療費を立て替えて払われる。
今回も、既に裁判前にこの金額は支払われており、
この分は総額から控除される。
(5)損益を相殺した合計：844万円
（＝(1)＋(2)＋(3)から(4)を引いた金額）
(6)弁護士費用：85万円
(7)全体合計：929万円
9.胎児死亡の主張
⬜︎ 夫Aと妻Bは、
以下のように訴えて、
胎児死亡の慰謝料を請求した。
「今回の交通事故で、
胎児が死亡しており、
妻Bの精神的苦痛は想像に絶するもの
である。
妻Bにとっては、
初産であり、
事故時は妊娠29週で、
周産期を迎えており、
母体、胎児ともに慎重な配慮が必要で、
何かが起これば、
危険性の高い時期だった。
早産であれば、
既に出産しても
おかしくないくらいだったこと、
今回の事故がなければ、
妻Bは、ほぼ確実に出産していたこと、
現在も夫婦の精神的苦痛は、
続いていること。
これらを考慮すると、
胎児の死亡についての慰謝料は、
上記金額と評価するべきである。」
として、
妻に対して800万円の支払い
を請求。
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今日も皆様のお力になれますように
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