皆様へのお願い
＊現在、DHEAとメラトニンは欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
院長の回答 
前回の続きですね。
情報まとめ
⬜︎ ご年齢：39歳
⬜︎ 治療内容：第二子の体外受精
⬜︎ 出産歴：1回
＊35歳で採卵・移植し、
出産に至る。
⬜︎ 凍結胚：35歳時の胚盤胞あり
＊数は不明。
⬜︎ 流産歴：胎嚢確認後の流産1回
＊2023年(38歳)
⬜︎ 今の状態：3回目の移植でhcg18
→ ルテウム,エストラーナテープを、
継続して、
1週間後に再検査hcg1.8。
→ 再判定の日から、
少量の出血があり、
血の塊、
ぷにぷにした袋状のものが見えた。
⬜︎ ご質問：①生理とカウントして良いか
②ホルモン剤を使っていても、
生理は来るのか
薬を使ってても生理はくる？
“再判定の診察日の朝から出血わずかあり、
主治医に尋ねると、
生理とカウントして良いと言われました。
その夜、血の塊やぷにぷにした袋状のものが出ました。
去年、進行性流産を経験した時と同じ物で、
量は少しでしたが
子宮内容物と分かりました。
お聞きしたいのは、
再判定日朝は膣剤挿入し、
テープも貼っていましたが、
生理が来るものなのでしょうか？
(再判定日前の２日間、
子どもが体調不良でほぼ寝ずの看病、
心身疲れていました。)
主治医の通り、
再判定日の少量出血、
夜の子宮内内容物などは、
生理とカウントしてよいのでしょうか。
その後、出血は極少量で
生理ならおわりかけ程です。“
ホルモン剤の使用と生理
E2の薬の「エストラーナテープ」と、
黄体ホルモンの薬の「ルテウム」を、
お使いになられていた、
という事ですね。
生理は起こる
移植周期で、
1回目の判定日以降も、
E2製剤と、
プロゲステロン製剤を、
ずっと使っていても、
やがて生理(出血)は起こります。
厳密に言うと、
着床していない場合、
黄体ホルモンで脱落膜化した子宮内膜が、
剥がれ落ちていきます。
この場合は、
流産の出血ではない
という事になります。
「生理として良い」
おそらく、
主治医が、
「生理として良い」
と言ったという事は、
流産の出血ではないと考えている
という事だと思います。
主治医としては、
『生化学(ホルモン値)的には、
hcgがわずかに上昇した程度である』
という事だと思います。
再判定は、陰性の時に行う
「再判定」というのは、
「判定し直す」という事になり、
つまりは、
1回目が陰性で、
2回目に陽性になるか、
再度検査する、
という意味が多いです。
残念ですが、
1回目に陽性であれば、
次回を再判定とはあまり言わず、
陽性の場合は、
次回は大抵、
胎嚢確認のエコー検査となります。
すべてを整理すると
つまり、
おそらく、主治医は、
胎児や胎盤の組織(絨毛)はなく、
脱落膜が出てきた、
という認識なのだと思います。
もし、
主治医の見立てが正しい場合は、
生理と捉えて適切です。
脱落膜の場合でも、
少量の血の塊が出てくる事は、
珍しくありません。
その為、
主治医は血の塊も、
脱落膜と判断したのだと思います。
流産の場合
着床していて、
流産で胎嚢などが出ている場合は、
生理とは言いません。
ただ、
「妊娠している」
「胎嚢が出てきた」
とするには、
根拠が足りないのだと思います。
事実ベースで考えると、
「生化学上では(hcgが)18」
という点しかありません。
残念ながら、
生化学上での反応と、
臨床上での妊娠の診断は、
異なります。
今後の治療
着床の為の治療内容、
つまり、
移植周期の内容も見直しつつ、
1ヶ月の休み期間をおいて、
次の治療をしましょう。
今回は、臨床上での胎嚢確認や、
出産とならず残念です。
今後の治療が良い方に向かい、
出産となる事を心から願っています。
文・イラスト：理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
オンライン処方のお申し込みはこちら
ルテウム、
ウトロゲスタンは、
再開しました。
市区町村までの住所など省略された入力は、
処方が出来ない場合があります。
２回目以降もこのフォームからのご利用をお願いします。
問診票は順次新しくなるため、
古いものは使えません。
wordpress@iwaki-sanfujinka-blog.com
よりメールが届きますので受信設定で迷惑フィルターの解除をお願いします。
※送信専用のメールアドレスです。
受信はできません。
求人情報 
質問はこちらからも受付中
haibaiyoshi@gmail.com
✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ
ブログ、コメントなどで、当院がお答えする内容は、あくまでもお話をいただいた情報に基づいた一般的な見解をお示しするもので、実際の診察（セカンドオピニンオンを含む。）ではありません。
直接医師と対面しての診察、検査を行なっていないため、お伝えした内容の正確性を保障するものでは全くありませんので、予めこの点を十分ご理解ください。
当院の医師の診察（セカンドオピニオン含む。）をご希望の方は、恐れ入りますが電話やメール等での診察は行っておりませんので、ご来院をお願いいたします。
また、当院でのオンライン処方をご利用の方も含め、メールやメッセージで直接のご相談をいただいた場合、当ブログでご回答が可能な範囲の内容を当ブログで取り扱わせていただく以外は、個別のご相談ご回答に応じることはできかねますので、予めご了承ください。
（メールやメッセージでご相談をいただいても個別のご相談に対してメールやメッセージでの回答は行っておりませんのでご注意ください。）
✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ ✽.｡.:*・ﾟ✽.｡.:*・ﾟ
当ブログの内容には細心の注意を払っておりますが、当ブログの内容はあくまでも投稿時点における研究発表の内容や、医療水準に基づいて記載しているものであり、内容について将来にわたりその正当性を保障するものではありません。
当ブログの内容の利用はブログをご覧になられる皆様の責任と判断に基づいて行って下さいますようお願い申し上げます。
上記利用に伴い生じた結果につきまして、当院はその一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい。
実際に、お身体のことで、ご体調などについてのお悩み、お困りのことなどございましたら、必ず、専門の医療機関を受診の上、医師の診察を受けていただきますようお願い申し上げます。
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
当ブログの内容、テキスト、画像等にかかる著作権等の権利は、すべて当院に帰属します。
当ブログのテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。
✽+†+✽――✽+†+✽――✽+†+✽――
医療法人社団 岩城産婦人科
北海道苫小牧市緑町1-21-1
