皆様へのお願い
*現在、DHEAとメラトニンは欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
情報まとめ
⬜︎ ご年齢
妻:41歳 夫:50歳
⬜︎ 治療歴:妻37歳から、
第一子の不妊治療。
人工授精4回ののち、
保険の体外受精。
⬜︎ 採卵:10回以上
⬜︎ 移植:5回→全て陰性
【内訳】
1回目(39歳 保険)→分割胚移植
2回目(40歳 保険)→分割胚移植
3回目(40歳 保険)→6日目4BA
4回目(40歳 保険)→6日目4BB+4BC
5回目(41歳 保険)→5日目4AA
<女性の状態>
⬜︎ AMH:0.7【1年半前の検査】
⬜︎ FSH:「10以上で高い」
とのみ医師から説明。
移植1回目
“【39歳】
初診時のAMH0.7(1年半程前)
①自然周期(卵巣刺激なし)
にて一つ採卵。
採卵日(生理13日目)から
ルティナス膣錠100㎎1日3回使用し、
生理15日目に
分割期胚の新鮮胚移植を実施。
(妊娠判定陰性)”
新鮮胚移植
残念ながら、
新鮮胚移植は、
凍結胚移植に比べて、
妊娠率が低下しやすいです。
ご質問者様は、
結構、新鮮胚移植をされていますが、
凍結胚移植の数が少ない事が、
なかなか妊娠しない要因の1つ
だと思います。
自然周期の採卵
自然周期の採卵も、
残念ながら、妊娠率が低いです。
毎月、排卵が順調で、
卵胞が育ちにくい事がなくても、
(排卵障害がなくても)
排卵誘発剤を使った方が、
妊娠率が高いです。
自然周期の採卵は、
非常に妊娠率が低く、
その低さから、
イギリスでは、
国が自然周期の採卵はやめましょう
と言っているほどです。
排卵誘発剤の有無
「排卵誘発剤を使った方が、
妊娠率が高い」
というのは、
採卵だけではなく、
人工授精も同様です。
自然周期の人工授精より、
排卵誘発剤を使った人工授精の方が、
妊娠率は高いです。
【妊娠率の目安】
排卵誘発剤なしの人工授精
(自然周期)
妊娠率 4%
飲み薬の排卵誘発剤を服用した人工授精
妊娠率 7%
注射の排卵誘発剤を打つ
or
注射+飲み薬の併用の人工授精
妊娠率 10〜14%
分割胚移植
採卵から2日後に移植されている
という事は、
4細胞の胚(受精卵)
だったのでしょうか?
4細胞を1個移植となると、
どうしても、
妊娠率は低いです。
黄体補充
新鮮胚移植では、
採卵と移植を、
同じ生理周期で行います。
採卵すると、
どうしてもその周期では、
誰しもが、
黄体機能不全の状態に陥ります。
つまり、
新鮮胚移植は、
黄体ホルモンの分泌が、
かなり低下します。
新鮮胚移植で、
ルティナス100mgや、
ワンクリノン90mgだと、
黄体補充は足りないと思いますね。
どこを変えるべきか
妊娠率を考えると、
どれもあまり良くないです。
妊娠率の観点では、
以下の点の改善で、
妊娠率をあげる事が可能でしょう。
① 自然周期の採卵
→ 多少は排卵誘発剤を使うべき。
卵が複数育った方が、
妊娠率は高い。
② 新鮮胚移植
→ 凍結胚移植の方が、
妊娠率を高く保ちやすい。
③ 4細胞の移植
→ 特に1回目は、
胚盤胞に育つか見ても良かった。
④ 黄体補充
→ 黄体ホルモンの補充量が、
新鮮胚移植のわりに足りない。
腟坐薬の量を増やすべき。
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