皆様へのお願い
*現在、DHEAとメラトニンは欠品してます。
お申し込みいただけません。
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
前回までのまとめ
⬜︎ 訴えた人は、
医師X1、医師X2、患者・患者夫婦。
⬜︎ 訴えられた人は、
産婦人科の学会Y。
⬜︎ 医師X2は、
平成10年に非配偶者の、
配偶子(卵子・精子)を使って、
体外受精をして学会Yから除名。
⬜︎ 今後は学会Yのルールに従う事など、
条件にして再入会。
⬜︎ 医師X1は学会の規定に反して、
着床前診断を3件行い、
除名となる。
医師と患者夫婦で会を作る
⬜︎ 平成16年7月10日、
医師X1と医師X2は、
患者らを含む、
患者夫婦21組等とともに
「着床前診断を推進する会(PGD会)」
を結成した。
医師と患者夫婦の声明
⬜︎ 着床前診断を推進する会が、
発表した声明文には、
以下の記載があった。
・着床前診断は、
法律で何ら禁止されていない。
・患者は、
治療を受ける憲法上の権利がある。
・患者救済のため、
本年秋頃により実施を予定する。
主張内容
着床前診断を推進する会の主張は、
以下の通りです。
⬜︎ 着床前診断を推進する会の、
患者17組は習慣性流産で、
流産を繰り返している。
⬜︎ 3~7回と流産をしているので、
早急に着床前診断の実施を要請する事。
⬜︎ 医師として、
患者の治療の義務があるので、
これ以上、
放置することは出来ない。
⬜︎ 着床する受精卵のみを選択する事であり、
「生命の選択に当たる」
との非難には全く当たらない。
除名後も着床前診断をしたX1
⬜︎ 医師X1は、
学会Yの除名処分を受けた後も、
着床前診断を実施していた。
⬜︎ 平成18年11月30日までの間に、
妊娠に成功、
または、
出産に成功した夫婦だけでも、
相互転座で25組、
ロバートソン転座で3組、
数的異常で25組、
合計53組に着床前診断を実施している。
最初から申請なしのX2
⬜︎ また、医師X2は,
現在に至るまで、
学会Yに申請をせず、
着床前診断を実施している。
⬜︎ 平成18年11月30日まで、
妊娠 又は 出産に、
成功した夫婦だけでも、
相互転座で5組、
数的異常で3組、
合計8組に、
着床前診断を実施している。
裁判で使われた医学情報
*ロバートソン転座*
短腕が非常に短い端着糸型の染色体である
13番,14番,15番,21番,22番
の染色体の間で短腕を失い、
長腕同士が動原体の部分
融合したもので、
染色体の数は、
正常より1本少ない45本である。
*数的異常*
染色体が1本減少している
「モノソミー」と、
染色体数が1本多い
「トリソミー」がある。
トリソミーで出生まで生存可能なのは、
13トリソミー,
18トリソミー,
21トリソミー[ダウン症候群]
だけである。
原発性無月経で
最も多く認められる数的異常は,
X染色体が1本少ない
ターナー症候群[45,X]で,
男性不妊症で
最も多く認められる数的異常は,
X染色体が1本多い
クラインフェルター症候群
[47,XXY]
である。
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医学的な解説:院長 岩城雅範
文・イラスト:理事 岩城桃子
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医療法人社団 岩城産婦人科
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