【37歳】hcgが1万を超えて、どこにも胎嚢が確認できない(コアラ様) | 岩城産婦人科妊活ブログ

岩城産婦人科妊活ブログ

【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

ぽってり苺 皆様へのお願い ぽってり苺

 


  

現在、DHEAとメラトニンは欠品してます。

お申し込みいただけません。

 


 

   

看板持ち ご質問など頂く際に、

匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

 
コアラ様よりご質問頂いております。
 
 
 

 

岩城先生ご無沙汰しております。

何度か相談に乗って頂いたコアラです。

 

あれから陰性が3回?続き、

10回目の移植で判定日陽性

5w3dで出血

塊と出血の量の多さに少し恐いかなと思い

emergencyへ行きました。

 

 

その日のHCGは10190でしたが、

エコーではどこにも確認出来ず、

HCGが高い割にエコーで何も見えないの

で異所性妊娠を疑われました。

 

その日は病院に泊まり、

翌日に帰宅。

 

ドクターには物凄い痛み出血が出たら

救急車を呼ぶように指示されました。

 

両側卵管閉塞なので

卵管ではないだろうと思いながら過ごし、

その後のフォローアップのエコーでもどこにも確認出来ず

血液検査ではHCGが下がっていました

 

途中までは順調にHCGが下がっていたのですが、

2週間半ほどHCGが100台でいったりきたりしてしまい再度、

異所性妊娠を疑われました。

 

その後すぐに2回目の生理が来て

D3のHCGは56まで下がっています。

 

その2週間後、

化学流産から6週間かけて

HCGは陰性に変わりましたが

ホルモンバランスが崩れたのか

生理が終わっても少量の茶色のオリモノはダラダラと出続けています

移植した胚盤胞は以下のものでした。

 

 

 

 

 

 

化学流産を経て

その次の生理が来て

D3の血液検査の結果です。

 

化学流産から1ヶ月薬を使わずに

自然に生理は来ました。

年齢37歳

 

AMH →結果待ち

・FSH 6 IU/L

・LH 2 IU/L

・Oestradiol 124 pmol/L

・Progesterone 0.5 nmol/L

・Testosterone 1.8 nmol/L

・Prolactin 304 mIU/L

・FreeT4 15 pmol/L

・TSH 1.7 mIU/L

・DHEAS 4.9 umol/L

HCG 56  IU/L →2週間後陰性

・Lupus Not Detected ,

Pt  11, APTT  31

・Homocysteine 7.9 umol/L

・Beta 2 GP IgG Ab 3  U/mL

・Cardiolipin  IgG 1 U/mL

・Karyotype→結果待ち

 

オーストラリアの基準では

以上の血液検査では問題はないと言われています。

 

日本に1ヶ月程帰るので

日本のクリニックで

不育症など出来る検査を詳しくしようと思っています。

 

培養液の違いでも合う合わないあると聞いたので、

日本での採卵も検討中です。

 

今後を見据えて、

以前にアドバイスを頂いて2個戻しを出来るクリニックに行く予定です。

 

不育症(詳しくは調べていない)、

子宮鏡、

子宮内膜炎検査は

一度もやった事はありません。

 

いま私に必要な検査のアドバイスを頂きたいなと思っています。

宜しくお願い致します。

 

 

 
くま 院長の回答 くま
 
 
指差し 前回頂いた情報と、
照らし合わせてまとめてみますので、
間違いがあればお教えください。
 
  

 情報まとめ

 

 

☑︎ ご年齢:37歳

☑︎ AMH:1.8【2023年1月】

*現在再検査中。

 

【化学流産から2回目の生理3日目】

☑︎ FSH:6

☑︎ LH:2

☑︎ 黄体ホルモン:0.5

 

 

☑︎ 治療内容:体外受精

☑︎ 採卵周期:アンタゴニスト法

☑︎ 刺激量:HMG150単位

 

☑︎ 移植周期:ホルモン補充周期

<内容>

E2製剤:プロギノーバ2mgを3回

→ 妊娠8週まで継続

黄体ホルモン腟坐薬200mgを3回

→ 妊娠12週まで

葉酸サプリ5mgヨウ素サプリ150μg

→ 妊娠12週まで

 

 

⬜︎ 移植10回のうち、

陰性5回・化学流産4回・流産1回

 

【過去の胚移植】

移植1⇨化学流産

移植2⇨化学流産

 

移植3⇨9w稽留流産

(神経管閉鎖障害示唆)

 

移植4,移植5⇨陰性

 

移植6⇨妊娠判定陽性

ホルモン補充周期で、

胚盤胞1個の移植。 

⇨ BT11でHCG398

その後HCG低下、生理がくる。

 

 

移植7,8,9⇨陰性

 

移植10⇨陽性

5w3d 出血を起こし緊急外来へ。

hcg 10190、胎嚢見えず。

その後hcgは徐々に下がり、

6週間後に陰性に。
 

 

 

 今回の移植後の経過

 

 

“その日のHCGは10190でしたが、

エコーではどこにも確認出来ず、

HCGが高い割にエコーで何も見えないので

異所性妊娠を疑われました。

 

その日は病院に泊まり、

翌日に帰宅。

 

ドクターには

物凄い痛み出血が出たら

救急車を呼ぶように指示されました。

 

両側卵管閉塞なので卵管ではないだろう

と思いながら過ごし、

その後のフォローアップのエコーでもどこにも確認出来ず、

血液検査ではHCGが下がっていました。“

 

  
 

 異所性妊娠の疑い

 

 

* 異所性妊娠*

 

子宮内膜以外に着床してしまう事。

子宮外妊娠。

 

 

ランニング hcgの数値から、

子宮外妊娠(異所性妊娠)を、

疑われたものの、

胎嚢は確認できず、

そのままhcgは低下して落ち着いた

という事ですね。


 

鉛筆 異所性妊娠で、

最も頻度が高い着床部位は、

卵管です。

 

 
 

 卵管の閉塞と子宮外妊娠

 

 

ランニング両側の卵管が閉塞しているから、

卵管には着床しない

という事ではないです。

 

 

雲 卵管が閉塞していても、

受精卵が、

卵管に着床する事もあります

 

 
 

 卵管に着床しない条件

 

 

鉛筆 卵管に着床しない状態は、

両側の卵管を切除している時です。

 

 

右差し つまり、

両側とも卵管がなければ、

着床しません

 

 

ランニング しかし、

検査で通過性がなく、

卵管が閉塞していても、

着床する事はあります

 

 
 

 考えられること

 

 

ランニング 第一に考えられる事は、

以下の事ですね。

 

 

受精卵は着床したものの、

異所性であり、

子宮外妊娠をした

 

 

多く出血を起こした時、

すでに自然排出して、

流産となってしまった

 

 

その後すぐ、

病院に行ったものの、

胎嚢はすでに排出されていた為、

病院では確認できなかった

 

 

流産直後である為、

まだhcgは高い状態だった

 

 

すでに自然排出している為、

hcgは徐々に下がって行った

 

 

臨床的には、

胎嚢確認をもって妊娠とする為、

今回は、

生化学(血液検査)のみの判断

となった。

 

 

つまり、

臨床的な妊娠と流産には、

至らなかった

 

 

鉛筆 全体の一連の結果として、

化学流産の判断となった。

 

  
 
回答:院長 岩城雅範

文・イラスト:理事 岩城桃子

 

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

 


ぽってり苺オンライン処方のお申し込みはこちらぽってり苺

 

 

ルテウム、 

ウトロゲスタンは、

再開しました。

 

 

市区町村までの住所など省略された入力は、

処方が出来ない場合があります。
 

2回目以降もこのフォームからのご利用をお願いします。


問診票は順次新しくなるため、
古いものは使えません。

 

 

wordpress@iwaki-sanfujinka-blog.com

よりメールが届きますので受信設定で迷惑フィルターの解除をお願いします。

送信専用のメールアドレスです。

受信はできません。

 


 

  

{emoji:指差し} 質問はこちらからも受付中{emoji:気づき}
 

haibaiyoshi@gmail.com

 

 

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚

ブログ、コメントなどで、当院がお答えする内容は、あくまでもお話をいただいた情報に基づいた一般的な見解をお示しするもので、実際の診察(セカンドオピニンオンを含む。)ではありません。

直接医師と対面しての診察、検査を行なっていないため、お伝えした内容の正確性を保障するものでは全くありませんので、予めこの点を十分ご理解ください。

 

当院の医師の診察(セカンドオピニオン含む。)をご希望の方は、恐れ入りますが電話やメール等での診察は行っておりませんので、ご来院をお願いいたします。

 

また、当院でのオンライン処方をご利用の方も含め、メールやメッセージで直接のご相談をいただいた場合、当ブログでご回答が可能な範囲の内容を当ブログで取り扱わせていただく以外は、個別のご相談ご回答に応じることはできかねますので、予めご了承ください。

(メールやメッセージでご相談をいただいても個別のご相談に対してメールやメッセージでの回答は行っておりませんのでご注意ください。)

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚..:*・゚

当ブログの内容には細心の注意を払っておりますが、当ブログの内容はあくまでも投稿時点における研究発表の内容や、医療水準に基づいて記載しているものであり、内容について将来にわたりその正当性を保障するものではありません。

当ブログの内容の利用はブログをご覧になられる皆様の責任と判断に基づいて行って下さいますようお願い申し上げます。

上記利用に伴い生じた結果につきまして、当院はその一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい。

実際に、お身体のことで、ご体調などについてのお悩み、お困りのことなどございましたら、必ず、専門の医療機関を受診の上、医師の診察を受けていただきますようお願い申し上げます。

+†+――+†+――+†+――

当ブログの内容、テキスト、画像等にかかる著作権等の権利は、すべて当院に帰属します。

当ブログのテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

+†+――+†+――+†+――

医療法人社団 岩城産婦人科

北海道苫小牧市緑町1-21-1

0144-38-3800

image
 
image