【42歳】採卵周期でロキソニンの使用。卵子の質への影響。(ゆず様) | 岩城産婦人科妊活ブログ

岩城産婦人科妊活ブログ

【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

ぽってり苺 皆様へのお願い ぽってり苺

 

看板持ち ご質問など頂く際に、

匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

 
ゆず様よりご質問頂いております。
※前回の続きです。
 
犬 院長の回答 犬
 
にっこり 前回の続きですね。
 
 

情報まとめ

 

 

⬜︎ ご年齢

女性:42歳

男性:40歳

 

 

⬜︎ 現在の治療:4年前から顕微授精

(最初の2年はタイミングをとった)

 

⬜︎ 採卵:11回

⬜︎ 移植:11回

→ 全て陰性

 

 

⬜︎ 女性のホルモン値

AMH:最新不明

2年以上前に2.32

FSH:不明

LH:不明

E2:不明

 

⬜︎ 現在服用中の薬:チラーヂン50

 

⬜︎ TSHの数値

チラーヂン開始前 TSH3.253

チラーヂン25 TSH4.207

チラーヂン50 TSH1.06

(2023年7月)

 

 

⬜︎ カリウム:2.8〜3.0を行き来

*過換気症候群あり

 

 

⬜︎ 精液検査:

※男性不妊あり、

顕微授精一択と言われている。

 

 

⬜︎ お悩み:着床しない

子宮内膜が厚くなりにくい

→ PFC-FDを1回するも効果なし。

→ アルギニンも効果なし。

転院すべきか

 

・2年以上経過して、

AMHの測り直しがない

・子宮鏡検査も自分から言わないとない

 

などの事から、

転院はかなり難しいが、

無理にでもするべきか

 

    
 

 採卵⑤

 

 

“【採卵⑤】

D3~12 ・クロミッド 

D8~12 ・ルトラール(毎食後)

 

D3~12

・フェリング150 ・フジ150

 

D11 ・セトロタイド(21時)

 

D13

・hCG5000(21時)

・ブセレリン(21時・22時)

 

D13~

・ロキソニン(毎食後)

・カバサール(晩)

 

D14

・ブセレリン(7時・8時)

・レシカルボン(20時)

 

D15 ✳️採卵

 

D15のみ

・バファリン ・フェマーラ“

 

 

 

 ロキソニン

 

 

ランニング 前回、採卵⑤の内容で、

排卵抑制の為に、

ルトラールと、

セトロタイドを両方使う事は、

治療の構造上おかしい

とお伝えしました。

 

 

薬 また、ロキソニンも、

おそらく、

排卵してしまわないように、

排卵を抑制させる目的で、

使っているのだと思います。

 

  
 

 COXの阻害

 

 

指差し COX-1とCOX-2で、

完全に役割が分かれている訳ではなく、

どちらともお互いに関与しています。

 

 

予防 ただ特に、COX-2は、

卵子の成熟

排卵

受精の機能に、

深く関与している事がわかっています。

 

 

 

 

 

 

薬 しかし、基本的に、

ロキソニンや、

ボルタレン(ジクロフェナク)

などの痛み止めは、

COX-1とCOX-2を、

阻害する作用を持ちます

 

 

 

 

 

 
 

 卵子の質

 

 

ランニング ロキソニンは、

排卵だけではなく、

卵子の成熟性や、

卵子の受精の機能に関与する為、

卵子の質が低下するリスク

があります。

 

 
 

 排卵抑制の薬

 

 

予防 排卵抑制剤を適切に使えば、

ロキソニンを使う事なく、

採卵できるので、

あえてリスクのある方法は、

取らない方が良いかなと思います。

 

 

薬 ロキソニンは、

あくまでも、

排卵抑制剤ではありません。

 

 

鉛筆 また、

日本より妊娠率/出産率の高い欧米でも、

採卵周期に、

排卵を抑える為にロキソニンを

使う事は見られません

 

  
 
回答:院長 岩城雅範

文・イラスト:理事 岩城桃子

 

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

 


ぽってり苺オンライン処方のお申し込みはこちらぽってり苺

 

 

ルテウム、 

ウトロゲスタンは、

再開しました。

 

 

市区町村までの住所など省略された入力は、

処方が出来ない場合があります。
 

2回目以降もこのフォームからのご利用をお願いします。


問診票は順次新しくなるため、
古いものは使えません。

 

 

wordpress@iwaki-sanfujinka-blog.com

よりメールが届きますので受信設定で迷惑フィルターの解除をお願いします。

送信専用のメールアドレスです。

受信はできません。

 


 

  

{emoji:指差し} 質問はこちらからも受付中{emoji:気づき}
 

haibaiyoshi@gmail.com

 

 

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚

ブログ、コメントなどで、当院がお答えする内容は、あくまでもお話をいただいた情報に基づいた一般的な見解をお示しするもので、実際の診察(セカンドオピニンオンを含む。)ではありません。

直接医師と対面しての診察、検査を行なっていないため、お伝えした内容の正確性を保障するものでは全くありませんので、予めこの点を十分ご理解ください。

 

当院の医師の診察(セカンドオピニオン含む。)をご希望の方は、恐れ入りますが電話やメール等での診察は行っておりませんので、ご来院をお願いいたします。

 

また、当院でのオンライン処方をご利用の方も含め、メールやメッセージで直接のご相談をいただいた場合、当ブログでご回答が可能な範囲の内容を当ブログで取り扱わせていただく以外は、個別のご相談ご回答に応じることはできかねますので、予めご了承ください。

(メールやメッセージでご相談をいただいても個別のご相談に対してメールやメッセージでの回答は行っておりませんのでご注意ください。)

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚..:*・゚

当ブログの内容には細心の注意を払っておりますが、当ブログの内容はあくまでも投稿時点における研究発表の内容や、医療水準に基づいて記載しているものであり、内容について将来にわたりその正当性を保障するものではありません。

当ブログの内容の利用はブログをご覧になられる皆様の責任と判断に基づいて行って下さいますようお願い申し上げます。

上記利用に伴い生じた結果につきまして、当院はその一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい。

実際に、お身体のことで、ご体調などについてのお悩み、お困りのことなどございましたら、必ず、専門の医療機関を受診の上、医師の診察を受けていただきますようお願い申し上げます。

+†+――+†+――+†+――

当ブログの内容、テキスト、画像等にかかる著作権等の権利は、すべて当院に帰属します。

当ブログのテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

+†+――+†+――+†+――

医療法人社団 岩城産婦人科

北海道苫小牧市緑町1-21-1

0144-38-3800

image
 
image
 
image