【採卵の内容は適切?】PPOS法とアンタゴニスト法(ゆず様) | 岩城産婦人科妊活ブログ

岩城産婦人科妊活ブログ

【北海道の不妊治療専門クリニック】
早発閉経、難治性不妊、男性不妊、着床不全、不育症など得意。
患者様のご意見第一、納得できる治療を心がけてます。
[オンライン処方,PFC-FD,ネオセルフ検査,タイムラプス,TESE/PIEZOICSI可能]

 

ぽってり苺 皆様へのお願い ぽってり苺

 

看板持ち ご質問など頂く際に、

匿名」様

匿名希望」様

以外で、

お名前をつけてくださると幸いです。 

 

 

匿名・匿名希望が多く、

過去にご質問頂いた内容が、

わからなくなってしまいます。

 

 

お手数おかけ致しますが、

なんでも良いので、

お名前をつけてくださるよう、

ご協力して頂けると助かります。

 

 

 
ゆず様よりご質問頂いております。
※前回の続きです。
 
 
 

 

採卵④】

D4~12 ・クロミッド

 

D4~12 

・フェリング150 ・フジ150

 

D11 ・セトロタイド(21時)

 

D13 

・オビドレル250(21時)

・ブセレリン(21時・22時)

 

D13~

・ロキソニン(毎食後)

・カバサール(晩)

 

D14 ・レシカルボン坐薬(20時)

 

D15 ✳️採卵(9時)

 

★採卵後5日間、トミロン・セルベックス服用。

 

D4、D8、D11、D13にエコー、採血(E2・LH・FSH)していますが数値の記載がない為分かりません。

 

◎5個採卵→4個成熟卵→3個受精→2個凍結。

(6d 3CC・3d グレード3 7細胞)

 

 

 

 

【採卵⑤】

D3~12 ・クロミッド 

D8~12 ・ルトラール(毎食後)

 

D3~12

・フェリング150 ・フジ150

 

D11 ・セトロタイド(21時)

 

D13

・hCG5000(21時)

・ブセレリン(21時・22時)

 

D13~

・ロキソニン(毎食後)

・カバサール(晩)

 

D14

・ブセレリン(7時・8時)

・レシカルボン(20時)

 

D15 ✳️採卵

 

D15のみ

・バファリン ・フェマーラ

 

★採卵後5日間、トミロン・セルベックス服用。

◇この周期よりメラトニン服用開始。

 

 

D3、D8、D11、D13にエコー、採血(E2・LH・FSH)をしていますが数値の記載がない為分かりません。

 

◎採卵15個→9個成熟卵→7個受精→3個凍結。(6d 4AA・6d 4CA・6d 3AA)

 

 

 

【ERA】

採卵⑤と移植⑤の間にERA検査をしています。

 

 

 

【移植⑤】

D3、D4 ・フェマーラ

 

D3~22 

・バファリン(朝) 

・ユベラN(毎食後)

 

D3~移植前日

・アルギニン(1日9錠)

 

D3~9 ・エストラーナ2枚(隔日)

D11 ・エストラーナ4枚

D13 ・エストラーナ6枚

D15 ・エストラーナ8枚

D17~31 ・エストラーナ4枚(隔日)

 

D17 

・ルトラール(18時30分)

・ウトロゲスタン(18時30分)

D18~32

・ルトラール3錠/分3(毎食後)

・ウトロゲスタン4錠/分2(朝・眠前)

 

D20 ✳️SEET法(9時)→トミロン・セルベックス

 

D23 ✳️胚盤胞2個移植

(6d 4AA・6d 4CA)

★AHA、エンブリオグルーあり

【内膜】7.2㎜

 

 

移植後~

プレドニン、ユベラN、ダクチラン、バファリン、トミロン、セルベックス

 

 

D3(採血不明)、エコー

D17(E2 714.7・P 0.31)、エコー

D23(P 17.41)、エコー

 

★プロゲデポー(D23、D26、D29)

 

 

◎判定日 D33◎

P 14.06 hCG 10.7

 

初めてほんの少し数値が出たので薬を続けることに…。

 

ダクチラン3錠/分3

デュファストン3錠/分3

ウトロゲスタン4錠/分2

 

◎D38⇒hCG 0.5

 

 

 

【移植⑥】二段階胚移植

※移植日の都合で、薬で生理を動かす

プラノバール 7日間

 

 

D2~移植前日

・アルギニン(1日9錠)

 

D4、D5 ・フェマーラ

 

D4~

・ユベラ ・バファリン

 

D4~10 ・エストラーナ2枚(隔日)

D12 ・エストラーナ4枚

D14 ・エストラーナ6枚

D16 ・エストラーナ8枚

D18~32 ・エストラーナ4枚(隔日)

 

D17

・ルトラール(16時、眠前)

・ウトロゲスタン(16時、眠前)

 

D18~32

・ルトラール(毎食後)

・ウトロゲスタン(朝、眠前)

 

D21 ✳️初期胚移植(13時)

(グレード3 7細胞)

AHAあり

【内膜】7㎜以上

 

移植後~

プレドニン、ユベラN、ダクチラン、エストラーナ、バファリン、トミロン、セルベックス

 

 

D23 ✳️胚盤胞移植(13時)

(6d 3AA)

AHA、エンブリオグルーあり

【内膜】8.5㎜

 

 

★プロゲデポー(D23、D26、D29)

 

 

D2(E2 20.0)、エコー

D16(E2 612.1・P 0.21)、エコー

D21 エコーのみ

D23(P 15.84)、エコー

 

 

◎判定日 D33◎

尿検査

P 13.17 hCG 0.5

 

▼採卵④~⑤、移植⑤~⑥の内容です。

胚の写真も添付します。(移植番号うっています)

 

 

 

 

 

 

 

 
犬 院長の回答 犬
 
にっこり 前回の続きですね。

 

 

情報まとめ

 

 

⬜︎ ご年齢

女性:42歳

男性:40歳

 

 

⬜︎ 現在の治療:4年前から顕微授精

(最初の2年はタイミングをとった)

 

⬜︎ 採卵:11回

⬜︎ 移植:11回

→ 全て陰性

 

 

⬜︎ 女性のホルモン値

AMH:最新不明

2年以上前に2.32

FSH:不明

LH:不明

E2:不明

 

⬜︎ 現在服用中の薬:チラーヂン50

 

⬜︎ TSHの数値

チラーヂン開始前 TSH3.253

チラーヂン25 TSH4.207

チラーヂン50 TSH1.06

(2023年7月)

 

 

⬜︎ カリウム:2.8〜3.0を行き来

*過換気症候群あり

 

 

⬜︎ 精液検査:

※男性不妊あり、

顕微授精一択と言われている。

 

 

⬜︎ お悩み:着床しない

子宮内膜が厚くなりにくい

→ PFC-FDを1回するも効果なし。

→ アルギニンも効果なし。

転院すべきか

 

・2年以上経過して、

AMHの測り直しがない

・子宮鏡検査も自分から言わないとない

 

などの事から、

転院はかなり難しいが、

無理にでもするべきか

 

   

  

 採卵⑤

 

“【採卵⑤】

D3~12 ・クロミッド 

D8~12 ・ルトラール(毎食後)

 

D3~12

・フェリング150 ・フジ150

 

D11 ・セトロタイド(21時)

 

D13

・hCG5000(21時)

・ブセレリン(21時・22時)

 

D13~

・ロキソニン(毎食後)

・カバサール(晩)

 

D14

・ブセレリン(7時・8時)

・レシカルボン(20時)

 

D15 ✳️採卵

 

D15のみ

・バファリン ・フェマーラ

 

★採卵後5日間、トミロン・セルベックス服用。

◇この周期よりメラトニン服用開始。“

 

 

 

 採卵法について

 

 

予防接種 一見、PPOS法のようですね。

 

 

指差し PPOS法とは、

黄体ホルモンの薬で排卵抑制を行います。

 

 

薬 ご質問者様の場合、

ルトラール(黄体ホルモン飲み薬)が、

その役割でしょう。

 

 

看板持ち PPOS法では、

デュファストンが多く選ばれますが、

ルトラールを使っている病院もあります。

 

 
 

 使い初めが遅い

 

 

薬 まず、PPOS法の採卵にしては、

ルトラールの使い初めが遅いです。

 

 

ランニング 採卵周期の構造は、

大体は決まっています。

 

 

右差し 極端に言えば、

生理1日目に採卵する事は、

治療の構造的にありません。

 

 

ヒヨコ ある程度、

卵胞を育ててから排卵抑制をする方法は、

アンタゴニスト法です。

 

 

注意 しかし、

アンタゴニスト法では、

排卵抑制に黄体ホルモンを使わず

アンタゴニスト薬を使います。

 

 
  

  アンタゴニスト法

 

 

ランニング 一方、世界的に最も主流となっている、

アンタゴニスト法では、

排卵抑制には、

セトロタイドを使います。

 

 

指差し アンタゴニスト・アゴニスト法

と言い、

治療の構造は、

アンタゴニスト薬アゴニスト薬です。

 

 

アンタゴニスト薬:セトロタイド

(もしくは、飲み薬のレルミナ)

 

アゴニスト薬:ブセレリン点鼻薬

(スプレキュア点鼻薬)

 

 
 

 どっちかしか使わない

 

 

☑︎ PPOS法

黄体ホルモンで排卵抑制

 

 

☑︎ アンタゴニスト法

アンタゴニスト薬(セトロタイド)で

排卵抑制

 

  
 

 排卵誘発剤の注射

 

 

予防接種 排卵誘発剤を、

HMGフジとHMGフェリングで、

合わせて、

300単位使っていますね。

 

 

指差し フジでもフェリングでも、

注射の種類で、

妊娠率には差がない事が、

医学的にわかっています。

 

 

予防接種 HMGフジ300でも、

HMGフェリング300でも、

何でも良いです。

 

 
 
 
回答:院長 岩城雅範

文・イラスト:理事 岩城桃子

 

クローバー今日も皆様のお力になれますようにクローバー

 

 


ぽってり苺オンライン処方のお申し込みはこちらぽってり苺

 

 

ルテウム、 

ウトロゲスタンは、

再開しました。

 

 

市区町村までの住所など省略された入力は、

処方が出来ない場合があります。
 

2回目以降もこのフォームからのご利用をお願いします。


問診票は順次新しくなるため、
古いものは使えません。

 

 

wordpress@iwaki-sanfujinka-blog.com

よりメールが届きますので受信設定で迷惑フィルターの解除をお願いします。

送信専用のメールアドレスです。

受信はできません。

 


 

  

{emoji:指差し} 質問はこちらからも受付中{emoji:気づき}
 

haibaiyoshi@gmail.com

 

 

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚

ブログ、コメントなどで、当院がお答えする内容は、あくまでもお話をいただいた情報に基づいた一般的な見解をお示しするもので、実際の診察(セカンドオピニンオンを含む。)ではありません。

直接医師と対面しての診察、検査を行なっていないため、お伝えした内容の正確性を保障するものでは全くありませんので、予めこの点を十分ご理解ください。

 

当院の医師の診察(セカンドオピニオン含む。)をご希望の方は、恐れ入りますが電話やメール等での診察は行っておりませんので、ご来院をお願いいたします。

 

また、当院でのオンライン処方をご利用の方も含め、メールやメッセージで直接のご相談をいただいた場合、当ブログでご回答が可能な範囲の内容を当ブログで取り扱わせていただく以外は、個別のご相談ご回答に応じることはできかねますので、予めご了承ください。

(メールやメッセージでご相談をいただいても個別のご相談に対してメールやメッセージでの回答は行っておりませんのでご注意ください。)

..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚ ..:*・゚..:*・゚

当ブログの内容には細心の注意を払っておりますが、当ブログの内容はあくまでも投稿時点における研究発表の内容や、医療水準に基づいて記載しているものであり、内容について将来にわたりその正当性を保障するものではありません。

当ブログの内容の利用はブログをご覧になられる皆様の責任と判断に基づいて行って下さいますようお願い申し上げます。

上記利用に伴い生じた結果につきまして、当院はその一切の責任を負いかねますので、予めご了承下さい。

実際に、お身体のことで、ご体調などについてのお悩み、お困りのことなどございましたら、必ず、専門の医療機関を受診の上、医師の診察を受けていただきますようお願い申し上げます。

+†+――+†+――+†+――

当ブログの内容、テキスト、画像等にかかる著作権等の権利は、すべて当院に帰属します。

当ブログのテキスト、画像等の無断転載・無断使用を固く禁じます。

+†+――+†+――+†+――

医療法人社団 岩城産婦人科

北海道苫小牧市緑町1-21-1

0144-38-3800

image
 
image
 
image