皆様へのお願い
ご質問など頂く際に、
「匿名」様
「匿名希望」様
以外で、
お名前をつけてくださると幸いです。
匿名・匿名希望が多く、
過去にご質問頂いた内容が、
わからなくなってしまいます。
お手数おかけ致しますが、
なんでも良いので、
お名前をつけてくださるよう、
ご協力して頂けると助かります。
前回の記事
【赤ずきん 追加】
とても親身に解説していただいて、
ありがとうございます。
在住している地域では、
今通っている所と、
その前に通っていた所しかなく。
※前クリニックは、
担当医が矛盾する説明が多く信頼出来ず、
転院してしまいました。
また、近隣地域(隣接している市)ですら
不妊治療(体外受精や顕微授精)を
扱っている病院(クリニック)がないので、
自分で薬を止めてみることにします。
毎回の内診後も、
私は鎮痛剤を服用して数時間寝込むほど痛むのですが、
クリニックの院長先生の対応や、
全ナースさん、
及び培養土さん、
受付の方達の優しさから、
通っていました。
※紹介状で、
他の2つの病院で精密検査受けても異常がなく、
日常生活にさしさわりがあっても、
対応してもらえませんでした。
が、岩城先生に色々と相談させていただいて、
目からウロコ状態です。
転院を勧めてくださる 正直な意見にも、感謝です。
また、見落としていた過去のブログ紹介もありがとうございます。
とても参考(納得)になりました。
今まで以上に薬の知識を得られ感謝します。
長い間、相談にのっていただき本当にありがとうございます。
最後の解説まで、
楽しみ(表現合ってますかね？)に、してます🙇
院長の回答
追加のメールありがとうございます。
情報まとめ
☑︎ ご年齢：46歳
☑︎ 治療歴：40歳から不妊治療開始。
現在は、体外受精で治療中。
☑︎ 治療内容：クロミッド7日間。
ジクロフェナクで排卵抑制、
トリガーはhug5000 or 1万
採卵後は、
2日目胚を新鮮胚移植。
【採卵翌日からの薬剤】
柴苓湯(サイレイトウ)朝晩
バイアスプリン24時間おき
プレドニゾロン24時間おき
タクロリムス24時間おき
ビオフェルミン朝昼晩
黄体補充(腟坐薬＋ルトラール)
今まではウトロゲスタン、
今回からルテウムへ変更。
☑︎ お悩み：腟坐薬を使うと、
毎回、夜間頻尿が起こる。
2-3時間に1回起きてトイレへ。
起きてからの寝付きも悪い。
睡眠が途切れ途切れになり、
とてもストレスになっている。
＊日中は、そこまで頻尿ではない
☑︎ 持病：不眠症、パニック障害。
精神科へ通院して治療中。
2006年頃(17年ほど前)から、
薬を内服。
☑︎ 内服薬：リボトリール0.5㎎
エチゾラム0.5㎎
フルニトラゼパム2㎎
＊不妊治療の開始で、
薬の変更や減量を行っている。
クロチアゼパム 5㎎は効果がなく、
服用を中止。
今までの不調
とても辛い思いをされてきましたね。
何も見つからない時も、
症状自体があるとすれば、
辛い事です。
かと言って、
病気が見つかることが、
嬉しい訳ではないですが、
体が辛いまま、
診断がつかない事も、
とても辛いですね。
そういった意味では、
診断がつかなくても、
内科でのプレドニゾロンの服用は、
仕方なかったのかもしれませんが、
とにかく今0mgにできて、
完全にステロイド剤をやめられた事は、
非常に良いことです。
不妊治療クリニック
不妊治療クリニックは、
正直、困っているところに、
つけこんでいる形でしょうね。
優しい話し方である事は、
もちろん良い事なのですが、
実施の治療内容が、
あまりにも体に優しくないです。
このような薬を続けていたら、
寿命を縮めますよ。
不妊治療
気になるのは、
「不妊治療の他の治療も、
適しているのか」
です。
46歳となると、
残念ながら、
非常に厳しい戦いになってきます。
治療内容で、
もっと見直すべき点が、
出てくるかもしれませんね。
転院について
周りに病院が少なくて、
転院はなかなか厳しそうですね。
転院しない場合は、
基本的に、
今の治療を、
ずっと続ける事になるでしょう。
しかし、今の治療のまま、
妊娠できるのか、
出産できるのか、
非常に疑問はあります。
ジクロフェナク
排卵抑制の為に、
ジクロフェナク(ボルタレン)を、
使用されているとの事ですが、
これも適していないと思います。
基本的に、
ジクロフェナクや、
ロキソニンは、
排卵が遅れる可能性があるだけではなく、
卵子の成熟性を阻害したり、
卵子の受精能力を落とす、
卵子の質を低下させる、
という可能性があります。
COXの阻害
ジクロフェナクは、
COXを阻害します。
ジクロフェナクを使うと・・・
ジクロフェナクと妊娠
新鮮胚移植で、
ジクロフェナクを、
使用されていますね。
ジクロフェナク(ボルタレン)は、
基本的に、
妊娠中に使ってはいけません。
新鮮胚移植や、
移植周期では、
使わない方が良いでしょう。
添付文書
【ジクロフェナクの添付文書】
“妊婦、産婦、授乳婦等への投与
⑴妊婦又は妊娠している可能性のある女性には投与しな
いこと。
［妊娠中の投与で、
胎児に動脈管収縮・閉鎖、
徐脈、羊水過少が起きたとの報告があり、
胎児の死亡例も報告されている。
また、分娩に近い時期での投与で、
胎児循環持続症（PFC） 、
動脈管開存、
新生児肺高血圧、
乏尿が起きたとの報告があり、
新生児の死亡例も報告されている。 ］
⑵子宮収縮を抑制することがある。“
＊添付文書：薬の説明書として、
薬機法で定められている、
公的な文書。
続きます。文・イラスト：理事 岩城桃子
今日も皆様のお力になれますように
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