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状況まとめ
☑︎ ご年齢:不明
☑︎ 排卵障害:不明
☑︎ 採卵回数:不明
☑︎ 移植回数:不明
☑︎ 治療予定:6月末に胚移植。
現在、移植周期を開始。
☑︎ お悩み:PFC-FDの効果と使い方。
また、ホルモン補充周期での、
黄体ホルモン補充と、
着床ウィンドウについて。
→ 4月にERA検査を実施。
【内容】
エストラーナテープ
プロギノーバ
デュファストン朝晩2錠
膣坐薬500mg1錠
黄体ホルモンの注射
PFC-FDの子宮内投与
“◎Pfc-fdの子宮内膜をまもなくする予定なのですが、
胚移植周期にした方が
効果あるのでしょうか?
Pfc-fdをした周期の次の周期の方が
子宮内膜になじんで良いと言う先生がいて、
どうなんだろう?と思い、
質問させていただきました。“
PFC-FDが馴染む?
「PFC-FDが子宮内膜に馴染む」
というのは、
聞いた事がないですね。
薬なので、
馴染むという概念はない
ですね。
化粧水みたいな言い方ですね。
薬の有効成分
塗り薬でもあっても、
馴染むか・馴染まないか、
というのは、
聞きません。
薬は、
飲む・打つ・塗る・貼る
はあっても、
「馴染ませる」という事はない
ですね。
投与のタイミング
PFC-FDの、
子宮投与の時期を、
PFC-FDの会社に聞きましたが、
「移植周期での投与が効果的」
とされていて、
通常は、
移植周期の投与となっています
との事です。
むしろ、
移植周期の投与しか、
聞いたことがない
との事でした。
ブログ上でも、
聞いたのは初めてです。
その為、
予定通り移植周期での、
投与で問題ないと思います。
比較した研究
移植周期と、
移植の前の周期で、
妊娠率や出産率を比較検討した、
研究・発表はない
と思います。
そのため、
移植周期の前周期への投与に、
意味がないとは言いません。
しかし、
移植周期に投与するよりも、
効果があるとは、
言えないと思います。
G-CSFの子宮内投与
G-CSFの子宮内の投与を、
聞いた事があるかもしれません。
G-CSFは、
最初は癌の方が、
抗がん剤の使用で白血球が減少した時に、
白血球を増やす目的で、
作られた薬です。
G-CSFの投与で、
『血液内の単球が増えて、
着床を促す』
という事がわかって、
今では、不妊治療の中で、
メジャーな治療になっています。
PFC-FDは、
G-CSFをもっと強力にした治療
とも考えられます。
再生治療・成長因子の投与で、
細胞は増えますので、
単球も増えるでしょう。
G-CSFも移植周期
G-CSFの子宮内投与も、
移植周期に投与します。
移植の前周期に投与は、
聞いた事がないです。
文・イラスト:理事 岩城桃子
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