ベルちゃん様よりご質問頂いております。
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はじめまして。
いつもブログを拝見させていただいております。
42歳6か月、来年3月で43歳になります。
前周期薬を使っていない状態での
FSH12.7、AHM0.1
になってしまいました。
これまでお金が250万ほどかかっており、
残されたお金も時間も少ないので
なんとか岩城先生のお考えを聞かせて頂き
参考にしたいと思いメッセージさせて頂きました。
今通っているC病院で続けてもよいと思いますか?
今回9月の採卵で7回目です。
(A病院) 40から41歳
AMH0.31
D4 FSH13.4/LH6.4/E2:31.8
D9 LH9.2/E2:116.1
D11 LH8.1/E2:437.6/P:0.31
D12 LH3.8/E2:564.2/P0.34
D13 LH3.0/E2:796/P0.32
D14 LH2.8/E2:892.7/P0.29
D15 LH2.9/E2:1048.5/P0.32
D4からクロミッド1錠ずつ6日分
ゴナールF150単位 D5,D7,D9,D10
HMGフェリング
D11とD12で300単位ずつ,
D13~D15で450単位ずつ
セトロタイドD11と12にそれぞれ2分の1、
D13で5分の4、D14とD15で1単位ずつ
ブセレキュアをD15に23時と24時
D17で採卵、採卵数5個、正常受精5個、
凍結1個
«3日目8G3A»
同クリニックでホルモン補充
D18移植→移植後10日目hcg32.5→hcg1.5まで下がり化学流産
ホルモン補充方法は
エストラーナD4D6D8に2枚、D10D12で3枚、D14D16に4枚。
ルテウムD15からD30まで。
デュファストン移植日D18からD30まで
ダクチルD18からD22まで
C病院へ転院(41歳)
D3 FSH14/LH4.5/E2
D12 LH7.5/E2 450.9
D13 LH6.8 /E2 781.6
D14 LH5.6 /E2 840.2
D15 LH2.7/E2 1103.5
クロミッドD3からD7まで朝夕1錠ずつ
HMGフェリングD8D10D12に150単位、
D14とD15に300単位
セトロタイドD14D15で1単位
オビドレルD15で250
ブセレキュアD15の23時と1時
D16の9時半
採卵数5個正常受精4個、
凍結2個
«3日目10分割グレード2»
«5日目拡張胚盤胞4AB»
→ホルモン補充で胚盤胞移植するも陰性。
エストラーナテープD3D5で1枚、
D7D9で2枚、D11D13で3枚、D15からは2枚で一日ごとに1枚ずつ張替、
ルティナス100mgをD15で1回、
D16 から朝昼夜と100mgずつ、
ダクチルを移植日から1日3回→中間判定陰性、
その夜からプラノバール服用し最終判定日も陰性
(C病院で凍結した10分割G2の桑実胚移植)
前回着床しなかったので自然周期D19で移植。
移植翌日夜からルティナス1日3回、
エストラーナ2枚ずつ貼り翌日から交互に張り替え→D35妊娠判定hcg1786、
胎嚢と卵黄嚢は確認できたが胎芽が見えず7週5日で稽留流産、
自然排出
自然排出する1週間前に他院で測ったところAMH0.405(42歳0か月)
流産後35日経った頃生理がきたため
【C病院にて採卵 計3回目】
D3 FSH6/LH0.6/E2
D8 卵胞みえず
D10 卵胞11.3ミリ
D12 卵胞15.3ミリ
D13 LH9.5/E2 205.4
D14 LH8/E2 288.2 でフェリング150×2、オビドレル250、セトロタイド0.25
D16 1つ採卵するが空砲
【C病院で採卵 計4回目】
D3 FSH15/LH5.1/E2
D8D10ともエコーで卵胞見えず、
D12で12.4mmの卵胞が見え
D14で13.4mm
D16で19.3mm
D16でE2 383.6 LH38.8
LHサージが始まってしまっているとブセレキュアを院内でスプレーし1時間後LH90に。
D17で緊急採卵。
1つ取れた卵は精子が入ったことは確認できたが、核がなく培養中止に。
続きます。
【追記】
【C病院で採卵計5回目】
D3 FSH8.9/LH4.8/E2
フェリング150単位をD5,D7,D9,D11.
フェリング300単位をD13とD14
セトロタイドをD13とD14
この周期は胞状卵胞がD3で4つ見えて、
D15で20.2、20.3、12.8、12.4、10ミリの卵胞あり、
結果2つのうち1つ空砲1つは多精子受精のため培養中止
【C病院にて採卵計6回目】
D3 FSH11.5/LH5.0/E2
フェマーラをD3より1錠ずつ
D8とD10でフェリング150単位、
D11 LH9.0/ E 380
フェリング300単位とセトロタイド
D12 LH14.1/E 514.9
LHサージ゙が始まってしまい院内でブセレキュア。
1時間後採決しLH67.2
D13で採卵
«初期胚6細胞グレード1で凍結»
8月お休み
【C病院で採卵計7回目】
42歳6か月
D3 FSH12.7/LH4.3/E
フェマーラをD3からD7まで1錠ずつ
D8D10エコー、卵胞見えず。
D12で13.7ミリ
D14で17.6ミリの卵胞が見え
D14 LH47.7/E 225.4
LHサージが始まっており院内でブセレキュア。
1時間後LH136.7
D15で1つ採卵
今回冒頭のAMHを図ったところ0.1になってしまいました。
半年もの間で0.4→0.1になってしまいショックです。
結婚前の35歳の時に左卵巣嚢腫になり診断結果は左卵巣甲状腺腫で良性でしたが、
左の卵管卵巣は摘出しております。
またA病院で移植前に4回子宮鏡検査を行っており、A病院での移植時はラクトフローラを使用、
ビタミンD不足でサプリを服用しております。
長々と申し訳ありません。
Q1 今通っているC病院で続けてもよいと思いますか?
金銭的にA病院よりC病院が良心的です。
Q2 流産後採卵しても良い結果が得られません。
AMHも半年でおよそ4分の1になっており採卵を続けたのが原因と考えられますか?
Q3 一番良いと思われる誘発法や移植法を教えていただけませんか?
ご質問を拝見して、
気になるところや重要なところ、適切でないと思われるところなどに、
色をつけていて思ったのですが、
採卵を連続しているのですか?
それでは、
AMHが下がってしまい、
FSHも上がってしまいますのね。
料金があまりかからないのは、
良い事ではあります。
しかし、
料金に優しかったとしても、
卵巣機能には優しくないですよ。
どんな臓器も、
むりやり働かせていれば、
いつかは働く事をやめます。
限界が来るのです。
まず、すぐに休みを挟みましょう。
42歳であれば、可能性はあります。
しかし、
AMHの数値から、
0.4あったとしても、
正直、
HMGを300単位など、
使ってる場合ではありません。
幾度となく、
休みなしで強い刺激でムチ打って、
卵巣は限界に近づいています。
もちろん、
ご質問者様のせいではありませんよ。
このような治療を続けていれば、
ご質問者様だけでなく、
多くの方がAMHがガクンと落ちたり、
FSHが上がってしまいますよ。
HMG300単位というのは、
そういうものです。
HMG225単位や、
HMG300単位を、
仮に、本当に必要としていても、
非常に慎重に使わねばなりません。
そもそも、
当院は、
AMH1以下になれば、
HMG300単位なんて、
まず使いません。
AMH0.5をきれば、
尚更、使いません。
AMHがガクンと下がったり、
FSHが上がったり、
薬剤性の閉経になりかねない事が、
容易に想像できる為です。
それに、
低AMHでなくても、高FSHでなくても、
休みは必ず挟みます。
そもそも連続刺激では、
質の良い卵子は目指せませんよ。
妊娠率を考えても、
卵巣機能を考えても、
休みを挟むべきです。
休みを挟んでくれる医師の方が、
患者様思いであり、
丁寧だと思いますよ。
続きます。
回答:院長 岩城雅範
文・イラスト:理事 岩城桃子
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