土曜日
生徒さんから話のあったある公演「白鳥の湖」を観に行った
その生徒さんの話ではバイオリンを習ってる先生が弦楽四重奏で演奏をされると言うので、別の生徒さんも一緒にその舞台を観に行ったのでした
ホールの最寄り駅である茨木市駅はちょっと馴染みのない遠い駅
高校生くらいの時友達の家に来た事あったっけ?てくらい
官舎住みの頃はまあまあここは近かったけど
ところで今回のコンセプトは市の芸術振興の一環でクラシックやバレエに馴染みの無い人々にも足を運んで貰おうという企画らしくチケット代も破格だった
音楽はオーケストラではなく弦楽四重奏
第1バイオリン、第2バイオリン、ビオラ、チェロ
オーケストラのあの壮大な曲のスコアをどうやって4つの楽器に編曲されたんだろう
チェロの方?お一人が編曲されたそう
進行は新聞で評論書いておられる菘さんて方が務めてくださって、簡単にバレエの歴史やストーリー紹介、それから緞帳前で主なダンサー紹介もしてくださった
公演のバレエ団は私には馴染みのある地主薫バレエ団
ここのバレエ団としては半額以下の値段設定で驚いたけど、、、大丈夫なのかな?
さて緞帳が上がって、最初こそオーケストラでない音に、ん?と思ったけど
すぐに耳は馴染んだ
座席は前から3番目で楽器もよく見える
ダンサーの汗も表情も、衣装の裾のほつれの糸までばっちり見える席だった
少し小さめの舞台、ダンサーの人数も抑えてあり背景も簡素に、音楽も少しカットもあったようだけど 耳は覚えてるからね
でも案外それはそれでストーリーがわかりやすかった
前から3番目なんて公演ではまず滅多に座らない位置だけど
おかげで気づけたのはダンサーの顔の動きと目の演技の大切さだった
それから出演ダンサーの中に以前火曜日夕方に通ってたオープンクラスの先生もおられたのでそれも楽しみだった
体調のせいで当初と違う配役だったらしいけれど、美しいアームス繊細な指先は目を虜にした
でも何より今回感激したのは、2時間近い演奏を弦楽器の4人でずっと演奏されたことと、それを座席の一番前に座って指揮しておられたバレエミストレスの先生
4人の演奏者は下手(シモテ)前方の端に並んで座っておられたのだけど、正面を向いてるのでダンサーの様子が見えない
だからバレエミストレスが指揮をする必要が有ったのだった
最後まで目が離せない公演だった
明るいうちに終演したので3人で駅まで歩き、世間話しながら帰ったのでした