Canon TS5330インクBC-360、361の詰め替え② ~ 一体型ヘッドの目詰まりを直す | popo♪のブログ

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孔子も孫子も「治世救民」を天命として我欲のカケラもなかったそうです。「季布の一諾」が座右の銘として、孔子、孫子、老子、司馬懿に学んでいます。
ささやかながら幸運をお分けします。

  今回は、TS5330のカラーインクのヘッドが目詰まりを起こしたので、これを直してみました。

(まえがき)
TS5330のインクカートリッジは、ヘッド一体型なので一般的なカートリッジよりも高価です。

ヘッド一体型なので市販の互換インクはなく、純正以外の選択肢は、オリジナルのカートリッジを使いまわしたリサイクルインクしか売っていません。

これも他の互換インクほど低価格ではありません。

そこで手間はかかりますが、コスト削減のため自前でインクを補充します。

ブラックは顔料インク、カラーは染料インク。

これを間違えないこと。メーカーは国内モノであればとくに品質に問題ないと思われます。

とうぜんですが、純正インクでも目詰まりは起こります。

さっそく純正品で目詰まりを起こしたので、これを直します。

(目詰まりは水圧で治す)

用意したのは、だいぶ前に買ったサンワサプライの洗浄キット(800円前後だったかな?)です。



今は、サンワダイレクト楽天市場店にあるようです。
但し、同じ物かどうかは不明。
https://item.rakuten.co.jp/sanwadirect/ink-cancl20/

洗浄液が残り少なかったので、燃料用アルコールで代用しました。

アルコールがなければ40℃程度のぬるま湯でもOK。

まずは、カートリッジをぬるま湯につけてインクを落とします。



このシリコンチューブをカートリッジのインク供給口(正方形部分)にぴったりつけて、液を入れた注射器でググッと押し出します。
チューブと供給口をぴったり合わせるのに多少手間ひまがかかるかも知れません。



ちゃんとシリコンチューブとインク供給口が密着していれば、注射器のピストンに圧がかかる手ごたえがあります。何度かやり直しが必要かも。



圧の手ごたえがあったあと、そのままピストンを押し込むと、ヘッドの吐出口からシャワーのように洗浄液が噴き出します。



上から、イエロー、マゼンタ、シアンの吐出口が並んでいます。

ピストンで洗浄液を押し込んでいるときは下側になって見えませんが、液がカラーから透明になるまで何度が繰り返します。

ここでは、念のため3色とも最初から何度かはぬるま湯、最後はアルコールを注入しました。

最後にシャワー状態で出ているのが上からも見えました。

これで洗浄は終了です。

あとはキチンペーパーで、水滴をふき取ってインク吸収体を元に戻してセット。

以降は、前回のインク補充の通りです。

実際に、プリンターにセットして印刷したところ、3色ともほぼ目詰まりなくできました。

最後に洗浄したアルコールが残っているので色はやや淡白でしたが、しばらくすると元通りに印刷できると思われます。

こちらに注射器で目詰まりを直す動画が出ています。→6:04あたりから。
https://www.youtube.com/watch?v=awDxZePwBtM

これほどシャワーになると心地よいでしょうが、まずまず成功でした。

(完)