Canon TS5330インクBC-360、361の詰め替え① ~ カラーは染料、ブラックは顔料 | popo♪のブログ

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孔子も孫子も「治世救民」を天命として我欲のカケラもなかったそうです。「季布の一諾」が座右の銘として、孔子、孫子、老子、司馬懿に学んでいます。
ささやかながら幸運をお分けします。

(少し改定版)
キヤノンのインクジェットプリンターTS5330のインクが目詰まりしました。 

印刷頻度は少ない方で週に数枚程度ですが、去年暮れの年賀状印刷(300枚前後)では活躍してくれました。

このカートリッジBC-360、BC-361はプリントヘッド付きのカートリッジなので安価な互換インクがありません。

そこでこれまで旧プリンターに使っていた染料カラーと顔料ブラックを代用することにしました。

インク詰め替えのコツは、完全に使い切る以前、つまり「残りが少ない」の表示が出始めたあたりに頃合いを見計らってインクの継ぎ足しを行います。

完全に使い切ってしまった状態では、ヘッドノズルが乾燥して目詰まりを起こす可能性があるからです。

①カートリッジのフタをこじ開ける

インクの補充では、穴をあける方法もありますが、面倒なので細い(-)ドライバーを差し込んでこじ開けます。

ドライバーは、先の細いマイナスドライバー。精密ドライバーでもOK。

両サイドからこじっていくと案外簡単に蓋が開きます。 

こちらの画像は蓋を開けたあとスポンジを水洗いしてよく乾かして元に戻した状態。
重さをゼロ設定にしてインクを重点します。
※目詰まりしていない場合は、水洗いは必要ありません。


メーカー公表のインク量を見ると、BC-360XL(ブラック)14.3ml、BC-360XL(カラー)12.2mlとなっていました。

そこで、どちらもスケールを見ながら公表値を超えない量を入れることにしました。
カラー3色ともそれぞれ約4ml(4g)で12.5ml。ややオーバー。

   

この後、インクの乾燥防止のため外枠仕切りの上周り(下図の黄色い部分)にアラビア糊を盛ります。

※各インク室のしきり枠上部(T字部分)にノリを塗ると次に開けた際に蓋についた糊を洗い流すのに手間でした。カートリッジの上下をひっくり返さなければインクが混じることもなさそうです。

※アラビア糊は固まっても次に開けるときに楽に開けられますが、次にフタを閉じるときにはぬるま湯できちんと洗い落とすことが必要です。

※アラビア糊の代わりにバスコークのようなゴム系充填剤でもよいでしょう。面倒なら継ぎ目の周りをセロテープでシールしてもある程度乾燥は防げます。

  
これでフタをしてセロテープで固定します。
このとき、裏側にあるプリントヘッド(金属のスリット)部分に触らないように注意します。
テープを貼る際も注意します。

注入するカラーインクを間違えないように念のためシールを貼っておきました。


※1~2日ほどでのりが乾いたらテープは取り除きます。
数か月くらいならそのままテープを貼り付けていてもOK。


インクの充填までブラックBC-360もほぼ同様にできます。
ここでは5.5ml(5.5g)追加しました。
   

これでセットして30分ほど待ってプリントできれば完了です。

PCから印刷すると「インク残量が少なくなった」と表示されます。
ただ、とくになにもしなくてもそのまま印刷できます。
そのうちゼロ警告が出るだろうと思われます。

プリントヘッド一体型のインクならほぼ同じと考えていいでしょう。
TS3330のBC-345、BC-346など。

※次回は、このヘッドが目詰まりしたときの目詰まり解消法に挑戦します。