洋の東西を問わず、政治的判断を下す際に天命に従うとの大義名分に用いられたのが占いという手法である。
そのために籤引きは、占いの色彩が強いが、日本の御神籤(おみくじ)は鎌倉時代に仏師が発明したものというのが定説らしい。
神社の縁日などでは宝引きなどという運試しのゲームが人気だったらしい。
小難しい話はさておき、一般に御神籤といえば、神の千里眼によって未来を予測した予言という具合に誤解されているが、実は、まったく違う。
そもそも御神籤は、「天の教え」、いわば生き方・考え方のアドバイスを記したものであり、運命を予言したものではないことは、御神籤に書かれている文章を読めばわかる。
だとすれば、「『大吉』は凶より怖い」などというタイトルがいかにナンセンスでアホらしいかが分かるだろう。
大吉では、「とんとん拍子に事がうまく運んでいるときこそ、油断してはならない」というほどの忠告が書かれていることが多いと聞いたことがある。
事がうまく運んでいるときこそ、注意が肝心であるというは、行動経済学や社会心理学からも同じことが言える。
ごくごく当たり前のことが書いてあるのが御神籤。
分かっていてもなかなか実践できないことが書いてあるのも御神籤。
今年も、大胆かつ慎重に進んでいきましょうか。
『おみくじで縁起の良い順番は? なお大吉は実は凶より怖い
NEWSポストセブン / 2017年1月1日 7時0分
来たる2017年が良き一年となるかどうか、運を試す気持ちで引くおみくじ。わずかでも自分に向いたその運を生かすには、運勢を正しく読み解く力が必要だ。では、おみくじの正しい読み方とは? おみくじの研究で知られる愛知県立大学・日本文化学部准教授の大野出さんと、15年以上にわたって全国のおみくじを収集・研究している、自称「おみくじマニア」の鏑木麻矢さんに聞いた。
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逆に、「大吉や吉が出やすい」神社といわれているのが東京都千代田区の東京大神宮。ここは大吉から小吉までで凶は入れていないという。
※女性セブン2017年1月5・12日号』(infoseek news)
http://news.infoseek.co.jp/article/postseven_479804/