前回に引き続き、NHKの原発推進番組でのエセ科学。
このところ、NHKの方針が、原発推進に傾いた放送内容が目立つ。
脱原発が浸透している風潮の中で、読売・産経のような露骨な「原発推進」を主張するほどNHKはバカではないらしい。
だが、それとなく電力供給の選択肢は、原発しかないことをにおわせる内容の番組が、たびたび放送されているらしい。
下の記事で指摘されているNHKクローズアップ現代(?) でも、やはり、気象庁、東大教授らと共に、地球温暖化に関してエセ科学を展開しているらしい。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail02_3392_all.html
武田教授が指摘した問題のNHKが解説する部分は、こうである。
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「ここ10年ほど、地球の気温は変わっていない。・・・・・・その原因は深海に熱が吸収されたからだ」
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通常の知識で、小学生でもわかることは、
大気の温度が上がれば→海水表面が温められ→海水の表面温度が上がるはず
これは科学的には常識。
ところが、実際に測ってみたところ、海水表面温度はほとんど上がっていなかった。
これでは、「CO2悪玉論」が成り立たない。
そこで、なんとか海水表面温度が上がらない理由を作り出す方法論を考えたというのである。
それが、この解説を思いついたという。
「海水表面の高い水温→(下へ下へと温度が移動する→)深海の水温が上がる→(海水の表面温度が下がる→)海水表面温度はほとんど変化がない」
ただし、NHKの説明では、( )内の部分をすっ飛ばしている。
このすっ飛ばした( )内の説明を想像したとき、吹き出してしまった。
さすがに図々しいエセ科学者とその番組でも、それ以上説明を付け加えると、あとで言い訳がきかなくなると踏んだのだろう。
武田教授の指摘によれば、海水表面の高い水温によって深海の水温が温められ、海水表面温度が下がったというのは、物理学的にありえないというのである。
実際に実験をしたわけではないが、おそらく武田教授の指摘が科学的には常識的であると思われる。
なぜなら、海水は、深さが増すほど水温は低くなるというが、常識だからである。
水温の高い海水は、体積が大きくなり軽くなるので、上に行く。
夏場での海水浴や、お風呂を沸かすときに、上の水は暖かく、下の水が冷たいことは、しばしば体験することで小学生でも知っている。
深海の水温の上昇が、海水表面の温度をうばうことで起きたという説明は、今までの常識とは逆行する。
つまり、NHKの説明は、非科学的な説明ということになる。
NHKスペシャルの「STAP細胞」でもそうだったが、結論ありきで非科学的な内容の番組が増えているらしい。
国民から視聴料をいただいて成り立っているという認識が少しでもあるのなら、安倍政権に媚を売るような番組は控えるべきだろう。
民放以下のモラルになってしまった日本放送協会の経営陣。
『不誠実な温暖科学者(2) 熱が海水を突き抜けるという東大教授とNHK
NHKと東大教授というのはなかなか良いコンビのように思う。どちらも「平気でウソをつく」ということや、「口先は優れている」ということだ。
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そこで、東大教授が科学としては驚天動地のことを言っていた。「ここ10年ほど、地球の気温は変わっていない。これは「停滞」とは言わずに「ハイエイタス」という用語を使う(そうするとNHKがこれまで放送してきたこと=温暖化が進んでいるというのとの差がわからなくなる)」ということと、「その原因は深海に熱が吸収されたからだ」と言っていた。
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まず、期間を短く言う(17年を10年)、次に温暖化してなかったというと露骨だから「ハイエイタス」と言う。さらに気温が上がらなかった理由が必要だから、深海の温度が上がっているということで説明した。
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さらに、海流があるから海の深いところに熱が持っていかれるといえばなんとなくそう思うだろうという作戦だ。でも大気から熱が海洋に伝熱する時には、海面全体で熱が伝達するから、それが海の深いところだけ温度が上がるはずもない。こんなことを学会で発表したらかかなり突っ込まれるだろう。
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私はこの番組を聞いて、そろそろ暴動が起こるのではないか、これほどのウソが通るようになった社会はいったいどういうことになるだろうか?と考え込んでしまった。
(平成26年9月27日)』(武田教授のブログ)
http://takedanet.com/2014/10/2nhk_762b.html