「ゴー宣ネット道場」というサイトによしりん塾頭の小保方批判に対する反論がでていた。
そこに「精神分析医まで動員して人格否定までやっている」とあった。
そこで、ググったところ、どうやらサンケイ御用新聞の記事に出ている片田珠美とかいう自称精神科医の連載コラム欄がそれらしい。
例によって、いかにも権威ある精神科医だといわんばかりに経歴を載せている。
が、実績は著書ばかり。
サンケイ新聞の底の浅さはここにも出ているように見える。
このメディアは、結構、墓穴を掘ることが多い。
実は、この片田珠美という自称精神科医の名前もいくつかヒットしたが、どれもあまりいい評判は見当たらなかった。そのことは置くとして。
その三流新聞のコラム欄を読んでみた。
結論から言えば、小保方批判にかこつけた単なる自虐ネタだった。
その理由はこう。
下の記事を見るとわかるが、最初と最後の段落は、自虐ネタしか出てこない。
心理学的には、自虐ネタは、相手に同情を求めるときに出ることが多いという話を聞いたことがある。
この片田女子は、満たされない心の隙間に無意識のうちにストレスを感じているのかもしれない。
そこで、少し突っ込みを入れておくことにした。
「こうした効果をアリストテレスは『カタルシス(浄化)』と名付けている」とある。
確かに、アリストテレスは、人の行為はすべて目的があるという「幸福主義」を主張したとwikiにある。
が、その論理では説明のつかない行為が少なからず存在するというのが、現在の行動分析学では通説らしい。
つまり、この片田女子の分析は、アリストテレス~フロイトの古い説に基づくものらしい。
詳しいことはわからないが、生理現象を初めとする人が無意識にとる行動については、目的的行為論では説明がつかないという行動分析学者の話を聞いたことがある。
もう一点。
「われわれが自他の涙にだまされやすいのは、泣くと胸のつかえを吐き出せて、ある種の快感を味わえるからである」
この文章自体、精神鑑定が必要なくらいハチャメチャで、主体が途中からすり替わっているために、読み手を混乱させる。
敢えて善意に解釈すると「自分が泣く場合は、自分が泣くことでストレスが発散されて快感を感じる」し、「他人が泣くのを見ていると、それに同調して自分が泣くのと同じような状態になる」ということなのだろうか。
この片田女子にアドバイスできるとすれば、サンケイのコラム欄掲載というストレス製造行為は、とっとと止めて、自分の日記に思いの感じたことを自由に書く方が、精神衛生的には向上につながるというお話。
おきらくごくらくでガンバレ。片田女子。
『片田珠美(83)リケジョの星になれなくて…でも小保方氏の涙にはだまされない
にはだまされない
2014.4.19 07:00 (1/2ページ)
最近、ある女性患者さんが障害年金の診断書を書いてほしいと希望されたのだが、病名、重症度、受診期間などの関係で「受給は難しい」と説明したところ、号泣なさった。おまけに診察室を飛び出した後も待合室で泣きやまず、私は他の患者さんやスタッフから「冷たい先生」と白い目で見られる羽目になった。
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そういえば、STAP細胞の論文に不正があったと認定した理化学研究所の調査委員会に対して不服申し立てをした小保方晴子氏も、涙で目をうるませ、声を詰まらせながら会見した。その姿に心を打たれた方もいらっしゃるかもしれないが、私は「涙なんかにはだまされないわ」と疑いのまなざしで見ていた。
われわれが自他の涙にだまされやすいのは、泣くと胸のつかえを吐き出せて、ある種の快感を味わえるからである。
こうした効果をアリストテレスは「カタルシス(浄化)」と名づけている。
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もっとも、私が小保方氏の涙に厳しい目を向けるのは、妬みとやっかみのせいかもしれない。何しろ、私だってリケジョの端くれで、かつて医学生だった頃は試験管も振ったし、顕微鏡ものぞいたのに、「リケジョの星」にはなれなかったのだから。
まあ、私の場合、生来の不器用さと大ざっぱな性格が災いしたのか、実験では失敗ばかり。そのため、もっぱら試験管とかビーカーとかの洗浄担当だったんだけれども。
◇ 世間を騒がせたニュースや、日常のふとした出来事にも表れる人の心の動きを、精神科医の片田珠美さんが鋭く分析します。片田さんは昭和36(1961)年、広島県生まれ。大阪大医学部卒、京都大大学院人間・環境学研究科博士課程修了。著書に『無差別殺人の精神分析』(新潮選書)、『一億総うつ社会』(ちくま新書)、『なぜ、「怒る」のをやめられないのか』(光文社新書)、『正義という名の凶器』(ベスト新書)など。』
(msn news life)
http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/news/140419/wlf14041907000010-n2.htm