門田隆将氏の脱亜論?「NHK激動中国」の録画を借りて観た。気が重くなった。日本の近未来か? | popo♪のブログ

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孔子も孫子も「治世救民」を天命として我欲のカケラもなかったそうです。「季布の一諾」が座右の銘として、孔子、孫子、老子、司馬懿に学んでいます。
ささやかながら幸運をお分けします。

「明日は我が身」という言葉ある。

ゼミのD君が面白いのがあるよというので、録画DVDを貸してくれた。
NHKの「激動中国」というのがそれ。

たまたまブロゴスで同じ題材を扱った記事を見かけたので読んでみた。

門田という人物のことは殆ど知らないが、D君と同じ中大法学部出身のライターらしい。

記事に出てくる「滑稽譚」というのは、ざっくり言えば「笑い話」ということだろう。

この番組を見ると、下の記事のような切り口での見解もあるだろう。

しかし、それでは浅い。私見はいささか異なる。

中国共産党の政治体制の行き詰まりもさることながら、中国人民の意識改革が始まっているように見える。

実は、世界のどこよりも儒教が浸透している国は日本以外にはありえないだろう。
徳川幕府は、武家支配の体制を確立するために、孔子の教えを学ぶ儒学を利用したといわれる。

今、日本人の民度の高さが世界の注目を集めているといわれる。
それが事実とすれば、江戸時代に広まった儒学の影響力が、些かながら残っているお陰かもしれない。

儒学では、良好な人間関係を築く手段として、五常「仁・義・礼・智・信」を重用する。
戦後、日本人はほとんど儒学を学ばなくなった。
日本の教育制度は崩壊が進んでいると言われて久しい。

今の時代、「五常」すら知らない人がほとんどかも知れない。

儒学について詳しくは、別の機会に譲るとして。
このNHKの番組では、中国人民が自分自身の心の在り方に疑問を抱き、儒教やキリスト教などの宗教的な教えに目覚める人々が後を絶たないと伝えている。

ところが、日本ではその気配は、全くと言っていいほどない。
それどころか、日本の「おもてなし」を受け狙いの売り文句にして利益を誘導した者さえあるという。

あと10年もすれば、日本人の民度は中国に劣ることになるのではないか。
日本人として、そんな危機感を抱いた。

中国のジレンマを表現する番組のつもりが、日本の将来を見るような興味深いものだった。

ここのところ、マナーを心得ない団塊の世代(?)のおっさんたちが目立つようになってきた。
すでに日本人の民度は、予想以上に下がりつつあるのかもしれない。

せめて自分がそう言われないように気をつけたいと思える内容でした。
※NHK「激動中国」。特に最近の日本人のマナーが低下していると感じる人は、再放送があったら是非見てほしい気がする。大人がやるべき教育のヒントがここに隠されているように思える。

『門田隆将
    2013年10月15日 00:41

中国共産党の“壮大なる滑稽譚”

昨日のNHK「激動中国」はおもしろかった。拝金主義に喘ぐ現代中国で、道徳を見直そうという動きがブームとなり、無神論で通してきた中国共産党がキリスト教をはじめ宗教を容認する方針に転換している有り様をレポートしたものだ。

道徳と言えば、儒教の孔子である。今、中国では空前の孔子ブームが起こっているのだそうだ。あの文化大革命の時代に「非林非孔運動」で徹底的に弾圧されたものでありながら、それが“完全復活”を遂げつつあるという。

毛沢東にとっては、人としての生き方も含め、すべては自分の思い通りであり、歴史上の思想家や偉人に、あれこれ左右される覚えはない。すべてを決める“赤い皇帝”毛沢東が、政敵・林彪(りんぴょう)と共に2500年前に生きた孔子を槍玉に挙げたのは、必然だったのかもしれない。

しかし、資本主義国以上に貧富の差が開く現在の中国で、儒教が「見直されている」というのだから、あれだけ孔子を徹底的に破壊した中国共産党の方針とは、もはや“ユーモラス”というほかあるまい。
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階級もなく、貧富の差もない究極の平等社会の実現を目指すはずの中国共産党が、その理想に向かって遮二無二走るのではなく、儒教や宗教に対して「助けを求めている」とは、まさに「壮大な滑稽譚」と言う以外、どんな表現があるだろうか。NHKスペシャル「激動中国」を観ながら、私は昨夜、そんなことを考えていた。
』(blogos.com)
http://blogos.com/article/71685/?axis=b:31203